読切(脚本)
〇ハチ公前
(ハァー、 今日もいないのか・・・ まぁ、会えるほうが奇跡か・・・)
〇ハチ公前
ひかり「僕は東京に上京してきた大学生 僕はずっとある女性を探してる それは、初めて渋谷に来たときに出会った女性だ」
ひかり「その女性は女神のような綺麗な女性だった 言葉の通りの一目惚れだった」
〇SHIBUYA109
かりん(・・・・・・)
ひかり「あの美しい女性にまた会えるのだろうか でも、会ったところで声をかけられるのだろうか 不安が頭をよぎるばかりだ」
〇センター街
ひかり(今日ももう夜か、、、 家に帰ってレポートやらなきゃ。 今日も会えなかったな・・・)
ひかり(うん? まさかあの女性は・・・)
ひかり(やっぱりそうだ! あの女神だ! やっと出会えたぞ!!!)
かりん「今日は本当に楽しかったね。 ありがとうね!! また会おう?」
みか「もちろん!!! こちらこそありがとう。 かりんが元気そうでよかったよ。 また楽しみにしてるね」
ひかり(ついに出会えた。 けど、、、これってナンパなのかな? そういうのしたことないし、不安だな・・・)
ひかり(でも今行かないと絶対に後悔する。 よし、いくぞ!!)
〇渋谷駅前
ひかり(あの・・・すみません!!)
かりん「あっ、はい!」
ひかり「実は前に見かけたことがあって、、、 そのときからすごく綺麗な女性だなと思って!! いつか会えないかと思ってました」
かりん「えっ、、、 そう・・・なんですか?」
ひかり「いきなり声かけてすみません でもずっと気になってて、、、 僕、あなたのことが好きみたいです」
かりん「ストレートに伝えてくれてありがとうございます 正直嬉しいです!!」
ひかり「えっ!? それはよかったです・・・ もしよければ、LINEとか教えてもらえますか!?」
かりん「ごめんなさい・・・ 私お付き合いしてる人がいて、、 だから、連絡先はちょっと教えられなくて・・・」
ひかり「あっ・・・ そうですよね・・・ あなたみたいな綺麗な女性なら彼氏がいますよね 僕なんでそんなことに気がつかなかったんだろ」
ひかり「いきなりすみませんでした・・・ けど、どうしても一度会って話がしたかったんです。 話を聞いてくれてありがとうございました」
かりん「こちらこそありがとうございました!! 嬉しかったのは本当です!! じゃあもう電車に乗らなきゃなので・・・また・・・」
ひかり「はい! またどこかで・・・」
〇渋谷の雑踏
ひかり「それから僕が渋谷に遊びに行くことは無くなった 今では、仕事の関係で月に2.3回行くくらいだ」
ひかり「初恋は失恋で終わった でも、後悔はしていない」
ひかり「ただ、たまに渋谷に来ると思い出す」
〇SHIBUYA SKY
「渋谷はいろんな人で溢れている」
「遊びに来た人。呑みに来た人。仕事の人。恋人との待ち合わせ」
「皆、それぞれが目的をもって集まっている。 今日も渋谷は夢や希望で溢れている」
本当の渋谷の日常を感じさせるところがいいと思います。
ポジティブな感じがするお話しで楽しく読ませて頂きました。大きな街だからこそ、色々な思いや人が集まりますよね、思い出として失恋を受け止めれる主人公は素敵です。
勇気を持って告白したことは素晴らしい。しない後悔よりする後悔がマシだ。なんて言うけど辛いよね。しかし、彼には良い思い出が残った。これからも好きな人を見つけてね。