エピソード3(脚本)
〇学校の体育館
タダムネ「解除方法に気づいたか。 クソッ」
タダムネ「降参はしねえ 魔族の血にかけてお前らを殺す!」
カイメイ「生徒会はめちゃくちゃだな!」
カムイ「だな・・・・・・ って」
カムイ「誰!?」
カイメイ「俺はカイメイ! 高2。狩人の異能力! 目的は生徒会長だ!」
タダムネ「ゴミどもが集まりやがって」
カムイ「俺は想像力の異能です! 先輩に武器渡すんで協力してください!」
カイメイ「もちろんだ! 弓だしてくれるか?」
カムイ「はい!」
カイメイ「ふんっ!」
タダムネ「おのれ・・・」
シュント「あとは俺達が! おらぁ!」
セナ「やあ!」
タダムネ「くそ・・・くそがああああ!!」
生徒会長は何者なんだ?
しかも魔族とは・・・?
カムイ「あとでカイメイ先輩のことも聞こう・・・」
シュント「確かに誰だ?」
セナ「気づくの遅い笑」
カムイ「とりあえず安全な教室へ移動しよう!」
〇中庭
カイメイ「え? 俺の正体?」
カムイ「なぜ協力してくれるのですか?」
カイメイ「それよりも俺は生徒会長ももちろんだが、校長も怪しいと思っている」
カムイ「なぜです?」
カイメイ「緊急演説の時、校長が生徒会長の話をわかっていたのかのように振る舞った。そこに引っかかるんだ」
カムイ「確かに・・・」
カムイ「そうすれば校長先生はもともと魔王の手下にいたということになりますね」
カイメイ「異世界で見た魔王に近い魔力量を校長、そしてそれをわずかに下回る魔力量を生徒会長に感じられた・・・」
カムイ「先輩も異世界転生してたんですか!?」
カイメイ「勇者一行ってお前ら3人のことだろ?」
カイメイ「勇者カムイ」
カイメイ「戦士シュント」
カイメイ「魔法使いセナ」
セナ「なんか恥ずかしいような・・・」
カイメイ「いやいや誇らしいだろ!!」
カイメイ「俺なんて魔王城に入るまでで幹部一体も倒せなかったからな!」
シュント「カイメイ先輩十分凄いじゃないすか!」
カイメイ「いやいや、まあとりあえずこれを止めるためにも俺はお前らに加勢するつもりだ!」
カイメイ「俺を頼ってくれ!」
シュント「もちろんすカイメイ先輩!」
カムイ「とりあえず先輩の自己紹介お願いします・・・」
カイメイ「おお、そうだったな」
カイメイ「俺はカイメイ! 高校2年生、狩人の異能力を使う! 装備などを変更するときには装備変更魔法を使えるから何でも頼ってくれな!」
カムイ「よろしくお願いします!!」
一方その頃────
〇田舎の学校
ネクロ「紅魔王様に与えられた力、存分にぶつけてみせましょう!」
ネクロ「はぁッ!!」
ネクロ「すばらしい・・・! 力がみなぎってくる!!」
ネクロ「これで標的を殺す!!」
〇田舎の学校
ネクロ「やあ、ゴミどもが」
カムイ「え、初対面なのにひど・・・」
ネクロ「会長を潰しに来たのだろう?」
カムイ「生徒会か!!」
ネクロ「相手してやるよ・・・ かかってこい」
カイメイ「お前ネクロだろ」
ネクロ「ああそうだが」
カイメイ「こいつは生まれつき力がバケモンなんだよ」
ネクロ「お前まさかカイメイか・・・?」
カムイ「いやいやちょっと待って」
カムイ「なにがなんだかわかんないんだけど・・・」
カイメイ「こいつは俺の中学の時の親友なんだ」
ネクロ「中学よりもっと前からだろ?」
カイメイ「てかお前なんでそっち側なんだ?」
ネクロ「生徒会だからっていうか、まあカムイくんたちと戦わないといけない立ち位置で・・・」
カムイ「え、じゃあゴミって言わないでよ・・・」
ネクロ「すまない・・・」
カイメイ「まあとりあえず戦えば? 殺し合いじゃないからな!」
ネクロ「話の都合上とりあえず戦わせてくれ」
カムイ「え?あ、はい」
カムイ(とりあえず戦うか・・・ ネクロさんの強さで生徒会のレベルが分かるし)
ネクロ「じゃあいくよ」
カムイ「ちょっと待ってください!」
ネクロ「どうぞ?」
〇田舎の学校
シュント「頑張れよ!」
カムイ「俺の能力を二人に使っていいか?」
セナ「何をするの?」
カムイ「俺の想像力の異能で装備を強くしようと思って」
シュント「え! まじ!?」
セナ「是非お願いしたいわ!」
カムイ「ありがとう! このあとの戦いのことも考えて制服じゃあ 戦いづらいような気がしたから・・・」
シュント「かかってこいや!」
カムイ「いくよ!」
カムイ「はぁっ!!」
カムイ「どう・・・?」
シュント「すげぇかっこいい!」
セナ「なんか懐かしさを感じるね!」
カムイ「よし!じゃあ俺も!」
カムイ「っと・・・」
カムイ「まあいいかんじかな〜」
カムイ「じゃあ行ってくる!!」
「頑張れ!!」