エピソード10(脚本)
〇殺風景な部屋
前回のあらすじ・・・
なんやかんやあって、リスタの手伝いをする事になったのであった
天使 リスタ「大雑把過ぎる・・・」
阿良 陸「後で変える予定だから気にするな・・・」
ヌイ「二人は何の話をしているのかしら・・・?」
阿良 陸「ヌイには見えないのか?」
ヌイ「え?えーっとですわね?」
天使 リスタ「見えなくて大丈夫だよ、ヌイ!あらすじだから」
ヌイ「あらすじ・・・?」
阿良 陸「あらすじ知らないのか?」
天使 リスタ「まぁまぁ、そんなことより。早速だけど、仕事場に行こうかな。うわっ!!めちゃくちゃ溜まってる・・・」
ヌイ「何日休んでいたのかしら?リスタ」
天使 リスタ「えーっと・・・7日くらい・・・?」
ヌイ「休みすぎよ!」
天使 リスタ「だよね・・・あははは・・・」
ヌイ「こんな調子で慣れるのかしら?一番に」
阿良 陸「一番とやらにならないと困るぞ!俺は!!」
天使 リスタ「大丈夫だよ、なんとかなるよ!陸、着いてきて!走馬灯食べに行くよ!」
阿良 陸「何処にさー!」
〇幻想空間
阿良 陸「何処かに行く時は必ずこの場所を経由するんだなー」
天使 リスタ「全世界を回ったり、時間を変えたり出来るからね」
阿良 陸「the異空間ってやつなんだな〜某どらえ・・・みたい」
天使 リスタ「凄いよね〜その・・・えもんから着手して此処作ったとか言われているらしい・・・確か」
阿良 陸「流石は国民的人気漫画なだけある・・・黄泉の国にまで影響あるとは・・・」
阿良 陸「ってマジなのか?」
ヌイ「えーっとですわね・・・その可能性がなきにしもあらずと言いますか・・・それ迄はとても大変でしたのよ」
天使 リスタ「聞いた話では毎日45時間働かせられていたとか何とか」
阿良 陸「ひえ・・・」
天使 リスタ「此処が出来てから楽になったーって前、タイムが・・・」
タイム「なんか呼んだシャカ?」
阿良 陸「うわっ!」
天使 リスタ「た、タイム!?」
タイム「シャ、シャ〜?何でそんなに驚いているシャネ」
阿良 陸「ごめんな、突然現れたからさ」
阿良 陸「元気にしてたか?タイム!」
タイム「陸!元気だったシャヨ!会えて嬉しいシャ!」
阿良 陸「俺も嬉しいよ」
ヌイ「なんか凄く仲良さそうね」
天使 リスタ「気が合ったのかな」
ヌイ「タイムといいサランといい事務的にしか話している様子がないあまり見かけない人達がこんなにも話しているなんて」
ヌイ「なんかこれから凄い事が起きそうだわ」
天使 リスタ「ヌイー!凄い事起こしていくよ!常識持ってたら着いて行けないから頭空っぽにしてきて欲しいな」
阿良 陸「なんかワクワクしてきた!」
阿良 陸「リスター!早く行こうー!」
ヌイ「わ、私は常識持っていきますわよ。監視役も大事なのですわ」
タイム「色々また進展あったらしいシャネ。良かったシャ」
阿良 陸「そうなんだよ、手探りから目標が見える所まで来たというか」
タイムにかくかくしかじかこれまでの事を、伝えるのであった
タイム「大変だったシャネ・・・。でもそうシャカ!!︎陸とまだ別れないって知って嬉しいシャヨ」
天使 リスタ「うん、それで今から馬灯屋に行こうとしている所なんだ」
阿良 陸「馬灯屋?」
天使 リスタ「馬灯屋は走馬灯が集まる場所っていうか・・・行ってみてからのお楽しみって事で」
阿良 陸「どんな場所なんだろうー」
タイム「此処で失礼するシャ、頑張って欲しいシャ!」
阿良 陸「せっかくまた会えたのにな〜」
タイム「すぐまた会えるシャヨー!バイバーイシャー!!」
ヌイ「噂に違えず忙しいのね、タイムって」
阿良 陸「また会いたいな」
ヌイ「凄いわータイムっていつもはそんな感じじゃ無いのに」
天使 リスタ「そうだよね、陸が来てからよりいっそう驚きの連続だよ」
阿良 陸「俺は目新しいものしか無い!」
天使 リスタ「現世と黄泉だからね・・・あ!着いたみたい!」
〇山道
阿良 陸「此処は何処だ?山道っぽいが」
阿良 陸「虫の鳴き声がする・・・」
天使 リスタ「思ったよりも中腹に降りたんだね」
ヌイ「そうみたいだわーいつもはすぐそこに見えてくる筈なのに」
阿良 陸「降りた場所間違えたのか?」
天使 リスタ「そんなことはないよ、僕らの本拠地だから最初から設定されているし」
ヌイ「えぇ、分地なんだけれども本拠地なのは確かだわ」
阿良 陸「あれは・・・」
阿良 陸「待ってよ・・・」
天使 リスタ「り、陸・・・!」
ヌイ「二人とも突然どうしたの・・・!」
〇綺麗な教会
阿良 陸「あれ?あの女の子は?」
天使 リスタ「陸?突然走り出してどうしたの?」
ヌイ「そ・・・そうよ・・・」
ヌイ「ふ・・・二人とも突然走り出したものだから驚いたわ・・・」
阿良 陸「え?いや、女の子がいて・・・」
天使 リスタ「女の子?」
阿良 陸「ほらあの時、俺と一緒にいたあの女の子」
ヌイ「何のことかしら?」
天使 リスタ「あぁ〜あの時の女の子って、え?」
天使 リスタ「そんなことありえない・・・」
天使 リスタ「ほんとにみたの?」
阿良 陸「そう思ったんだが・・・違ったのかな?」
ヌイ「何のこと?」
天使 リスタ「ヌイには後で説明するよ」
天使 リスタ「この話は後でじっくり検討してみよう」
天使 リスタ「それより今は馬灯屋に行かなきゃ」
阿良 陸「って、スルーしていたけど立派な教会だな」
阿良 陸「此処なのか?馬灯屋って」
ヌイ「そうなのだわ!此処は始まりの場所ともい言いましてね」
天使 リスタ「お邪魔します!」
阿良 陸「入るの緊張するな・・・」
ヌイ「サクサクいくのですわね・・・」