エピソード1(脚本)
〇霧の立ち込める森
ルシウス「久しぶりに町に向かうか」
ルシウス「この位置だと、近くの街はあっちの方角にある街に行くか」
〇ヨーロッパの街並み
ルシウス(下界の様子をしるには、街はうってつけだな)
ルシウス(人々が今日も、平和に暮らしてるか 確認だな)
ルシウス「何処も異常は無さそうだな、やっぱり 平和が一番いい」
〇西洋の街並み
花屋のメリル「あの〜お兄ちゃん、お花はいりませんか~?」
ルシウス「私のことかな?」
花屋のメリル「ここに居るのは、今私達しか居ませんよ~」
ルシウス(仮の姿とはいえ、人々には、私の姿と存在は確認できないはず!!)
花屋のメリル「お兄ちゃん、どうかしました? ずっと黙っちゃって? お花いらないのかな?」
ルシウス「君と少しお話しをしてみたいと思いまして 私とお話ししてくれませんか?」
花屋のメリル「お花を買ってくれたら、お話しに付きあってあげるよ~」
ルシウス「商売上手だね君は、今これだけお金しかもってないけど、いいかな?」
花屋のメリル「毎度ありです〜!! それで、お話しとはなんのお話しです?」
ルシウス「君は、神のことを信じていますか? それとも、祈りとかしていたりするのかな?」
花屋のメリル「神様のことは、知らないけど、毎朝お祈りはしているかも~ 今日も平和に過ごせますようにと~」
ルシウス(ふむ、祈りだけで、私の姿を見ることが、出来るとは思えないけど、見えてる事は事実だから、この子は特殊なのかも、しれませんね)
ルシウス「ありがとうございます、私の話はこれで終わります」
花屋のメリル「わかりました~ お兄ちゃん、お花買ってくれてありがとうございました~」
ルシウス「ありがとう、また会えたら、お花買ってあげるから、商売頑張ってください!」
花屋のメリル「は〜い、お兄ちゃんバイバイ〜」
〇霧の立ち込める森
ルシウス「さて、帰るとしますか」
ルシウス「こちら、ルシウス 応答よろしく」
「ルシウス様、遅いお帰りでしたね 今、転移させます」
〇コックピット
ルシウス「ふむ、私の船は落ち着く」
AIミミ「お帰りなさいませ、マスター 下界の様子はどうでした?」
ルシウス「問題なく、下界は平和な世界だった」
AIミミ「そうでしたか、100年以上は平和を保てて良かったですね」
ルシウス「ああ、そうだな、この平和が長く続けばいいけど、姿を戻すか」
ルシウス「今日、私の姿が見れる女の子に出会ったから、びっくりした、まさか私の姿が見られる人が居るとは」
ルシウス「この星の担当になって、2000年は経ってましたけど、あの子にだけ、私の姿がみられましたからね」
AIミミ「そのような事があったのですね、人が神を認識する事は不可能に近いのですが、子供でしたか?」
ルシウス「少女でしたね、特に特別な存在のある少女ではなかったですね、ふつうの女の子でした」
AIミミ「そうですね、ごくまれに子供の中には、誰にも、見れない存在を見れるか感じる子が存在を確認されてます」
AIミミ「ポルターガイストか妖精を見たって子供が居るみたいですから、姿を変えてある神の姿が見れる子供も居るもしれません」
AIミミ「また、その女の子に会ってみてください、貴方様の姿が見れる条件がわかるかも、しれません」
ルシウス「そうですね、またその子に会ってみてみますね」
ルシウス「ちょっと、休憩します」
半年後
AIミミ「マスター少し前に、天界からの連絡がありました、内容は天界に一時帰還せよとの事です」
ルシウス「わかった、下界は今、異常はないようだから、今から帰還する」
AIミミ「わかりました、それでは、天界にワープします」
〇塔のある都市外観
ルシウス「数100年ぶりの、天界だな」
女神ミリアナ「ルシウス様〜」
ルシウス「ミリアナか、お久しぶりですね」
女神ミリアナ「お久しぶりですじゃないですよ~ 何年も帰ってくださらないから 心配しましたよ~」
ルシウス「すまない、管轄の人類を監視していますから、天界には、なかなか帰れませんでした」
女神ミリアナ「お仕事ですからしかたありませんけど、ルシウス様がお作りになられた船のワープで数分で、帰れるようになったのに・・・」
女神ミリアナ「船がない時と同じじゃありませんか・・・」
ルシウス「すまない、少しでも地上界から離れると 不安で、呼び出し以外は帰れなくてすまない」
女神ミリアナ「元気な顔が見れましたから、許してあげます!! それより、呼び出しなのですね? どなたからです?」
ルシウス「船の整備のとこから、連絡です」
女神ミリアナ「わかりました、お繋げしますね」
「ルシウス様ですね、船の整備の者ですけど 今ドックにあります船の調子がよくありませんので、われわれでは修理出来ないのす」
ルシウス「わかりました、そちらに向かいますね」
「お願いします」
女神ミリアナ「ルシウス様、地上界にお帰りになる時は、私に会いに来てくださいね~ 私、待ってますから」
ルシウス「ああ、帰る時は、会いにいくよ」
〇コックピット
AIミミ「お帰りなさいませ、マスター」
ルシウス「ふむ、2週間もかかってしまった」
ルシウス「天界で、2週間だと地上界では1年以上たっているな」
AIミミ「正確には1年3ヶ月16日経過です」
ルシウス「地上では何も起きてなければいいが・・・」
ルシウス「地上に行ってみる」
AIミミ「わかりました、それではいつもの場所に転移させます」
ルシウス「お願いする」
〇霧の立ち込める森
ルシウス「ふう・・・ あの街に見に行くか」
ルシウス「あの子にまた、会えるかな 1年ぶりだから、私の事は忘れてそうだな」
〇荒廃した街
ルシウス「なぜ、こんなことに!」
瀕死の町の人「う・・・」
ルシウス「君いったい、この街でなにがあった!」
ルシウス「クソ、やはり普通の人は私を感知しないか!」
瀕死の町の人「隣国と・・・戦争、起こしやがって・・・うちの・・・国王はなに・・・考えて・・・いるんだ・・・」
ルシウス「戦争だと!!100年以上もなかったのに!」
ルシウス「そうだ!あの子は何処だ!! 生きていてくれ!!」
ルシウス「あの場所から探してみるか!!」
〇荒廃した街
ルシウス「何処に居る!! 逃げていてくれ!!」
花屋のメリル「・・・お兄ちゃん・・・?」
ルシウス「見つけた!! まだ、息がある!!」
花屋のメリル「お兄ちゃん、痛いよ・・・」
ルシウス「今、治療するから、喋るんじゃない!!」
花屋のメリル「いいよ・・・ 私、助からないと・・・ 思うから・・・」
ルシウス「神の船に連れていけば、こんな傷治せる!! ミミ聞こえるか!!」
AIミミ「はい、マスター何かご用意ですか?」
ルシウス「ミミ、今からこの子と、帰還させてくれ!!」
AIミミ「その子は、アストラル体ではありませんので、船の移動は無理です、神体かアストラル体しか乗船出来ません」
ルシウス「クソ!!やはり駄目か・・・ どうしたら、この子を助けられるのだ!!」
花屋のメリル「・・・もう・・・いいよ・・・ ありがとう・・・お兄ちゃん・・・ お別れだね・・・」
ルシウス「お別れじゃない!! まだ、何かあるはず・・・」
花屋のメリル「・・・」
ルシウス「寝るんじゃない!!おきてくれ!! 何故こんなことになってしまた・・・」
AIミミ「マスターその子はもう、お亡くなりにました、どうします?」
ルシウス「この子は、埋葬して、帰還する・・・」
AIミミ「わかりました、帰還の連絡をお待ちしています」
〇コックピット
AIミミ「お帰りなさいませマスター」
ルシウス「あ・・・あ」
AIミミ「どうかしましたか? マスターお機嫌が良くありませんね?」
ルシウス「あの子にもう会えないからな・・・」
AIミミ「そうですか、これから、どうされますか?」
ルシウス「・・・」
ルシウス「この弱い者が犠牲になる、世界をやり直す!!」
AIミミ「マスターそれは、神の管轄から離反します、やめてください!」
ルシウス「私はどうなってもかわわない!! あの子が幸せになれるような 世界にしてみせる!!」
AIミミ「マスターが居なくなってしまいましたら、私はどうすればよろしいですか?」
ルシウス「私が地上に向かったら、5分後にこの船を天界にワープさせる、次の新しいマスターを選んでください」
AIミミ「わかりました、マスターの命令を受けました」
ルシウス「すまない、今からこの星の時間を人類登場から少し後の時間に戻す」
〇地球
〇先住民の村
ルシウス「ここが、この世界で人類に始めて遭遇した場所・・・まだ少数の民族がバラバラに散らばってる感じだな」
ルシウス「私の力はもう少ししかないか・・・ 体が消える前に生まれてくる、少女達に加護を与えれば私は役目は終わる・・・」
ルシウス「加護を与えれば、理不尽に死んでいった子達も、守られるだろう」
ルシウス「私の最後の力よ! 子供達に加護を与えたまえ!!」
ルシウス「終わったな、後は私の体が消えるだけだな、さようなら世界の人々と天界の神達 、ミミ最後の私のわがままを聞いてありがとう」
〇暖炉のある小屋
父シグルド「昨日、子供を産んだばかりなのに、寝ていないと、体壊しますよ?」
母アリア「大丈夫、初めての私の子供だから、この程度の痛みならへっちゃらです! この子の顔を見たら、元気になりますし」
父シグルド「そうですか、あまり無理はしないでくださいね」
母アリア「!?この子からマナが感じられない!」
父シグルド「マナが感じられない!男の子じゃないのに・・・何故です!!」
(0歳)リリアナ「おぎゃーおぎゃー」
母アリア「お母さん達の声が大きかったですね、ごめんなさいね」
母アリア「泣き止みましたね、この子からマナが感じないなんて、これからこの子をどうやって育てましょう・・・」
父シグルド「わたし達、男だけがマナを使えないはず!?女性でマナが使え無い子は今まで現れた子は見た事はありますか?」
母アリア「いいえ、この国でマナ無しの女性は現れた人が居なかったはず、マナを感知出来る人は私以外に少ないけど」
母アリア「12歳の時にマナ測定の儀式がありますから、その時にわかってしまいますね」
母アリア「この子をどうやって育てましょう・・・」
8年後
母アリア「リリちゃん、朝ですよ~」
(8歳)リリアナ「は~い、おはようございます、 母さま、父さま」
父シグルド「おはよう、リリ」
父シグルド「朝ご飯を作ってあるから、食べて片付けてくださいね」
(8歳)リリアナ「は~い、いただきます!」
母アリア「リリちゃん今日は一緒に森に狩りに行きますよ」
(8歳)リリアナ「やった~、森に行くの初めてかも~」
父シグルド「アリアまだリリには森での狩りは早いのではないかい?」
母アリア「リリは8歳になりましたから、少しつづ森にも慣れさせます。家でお留守番するより、健康的になりますからね」
父シグルド「わかりました、リリ危険だと思ったらママに助けって言うんだよ、危ない所は絶対行かない事」
(8歳)リリアナ「わかりました~」
母アリア「リリ行きますよ」
(8歳)リリアナ「父さま行ってきま〜す」
父シグルド「いってらっしゃい」
〇霧の立ち込める森
母アリア「リリ、私から離れたりしては駄目ですよ」
(8歳)リリアナ「は〜い、ここが近くの森なんだ~ 木がいっぱい立ってる~ 母さまここで狩りをするのです、」
母アリア「もう少し先に湖があるから、その近くまで行きますよ」
(8歳)リリアナ「母さま少し疲れましたかも・・・」
母アリア「この辺りでリリちゃは休憩していてね 私は近くの狩りの仕掛けを見に行ってくるから、リリちゃは絶対にここから離れては駄目よ」
(8歳)リリアナ「は〜い、この岩の所で休んでます~」
母アリア「直ぐ戻ってくるから、待っててね」
(8歳)リリアナ「母さまが戻るまで、休憩休憩っと 一応この回りを確認してみよっと」
(8歳)リリアナ「!?何だろうあの蒼白く光ってる所は 行ってみようかな~けど母さまには離れたりしては行けないって言ってたし」
(8歳)リリアナ「う~ん、やっぱり気になる〜近くだし行ってみよう〜」
(8歳)リリアナ「何だろう?この光ってるのは触っても大丈夫かな?」
(8歳)リリアナ「きゃっ!光がわたしの手に吸い込まれちゃった!!これ体に悪くないよね・・・」
(8歳)リリアナ「う〜ん、なにか頭がくらくらしてきたかも〜」
(8歳)リリアナ「!!なにこの記憶、何か忘れているような感じ・・・え〜と、わたしは私はルシウス! 私神だった!!」
(8歳)リリアナ「どうして、こんなことに私は消滅したはずなのに、それよりもこの体は幼女じゃないですか!!私が幼女・・・」
(8歳)リリアナ(なんか・・・体が重たく・・・)
(8歳)リリアナ「・・・」
母アリア「リリちゃん何処にいったの!! 何処〜」
母アリア「リリちゃん!! リリちゃん!! どうしたの!!」
(8歳)リリアナ「・・・」
母アリア「息はしいますね、よかった・・・ リリちゃん何故こんな所に外傷は無いみたい、目覚めないのは、疲れ?わからないわ」
母アリア「早く家に連れて帰らないと、あとお医者に来てもらいましょう」
〇暖炉のある小屋
母アリア「今帰りました!!」
父シグルド「今日は早い帰りですね」
父シグルド「?リリは寝ているのかな?」
母アリア「違います、森で倒れていたのです、医師を呼んで来て!!私は部屋に寝かすから」
父シグルド「わかった、行ってくる!!」
母アリア「リリちゃん、家ですよ、目をさまして!!」
〇幻想空間
(8歳)リリアナ「私は今、夢見てるのかな?」
(8歳)リリアナ「母さまの声は聞こえてたけど、体も動かないし、目も開けることも出来ないっぽい」
(8歳)リリアナ「やっぱり、あの光のせいみたい あれはエーテルの塊かな~消滅した神の体のエネルギーがまだ残っていたなんて」
(8歳)リリアナ「それにしても、前世の神だった記憶の欠片も手に入れちゃったみたい、わたしはやっぱり神の生まれ変わりなのかな?」
(8歳)リリアナ「乗っ取りじゃないでしょうね、エーテルを見れるのは神か高次元生物辺りしか居ないはず物質世界には存在しないエネルギーだからね」
(8歳)リリアナ「やっぱり前世は神なのか・・・記憶もまだ一部だけだしまだ、リリのままで居てもいいのかな~」
(8歳)リリアナ「エーテルが宿ったてことは、神だった頃の力が使えるはず・・・う〜ん前世の1%の力しか感じない・・・まだ何も出来ないみたい」
(8歳)リリアナ「エーテルを集めるしかなさそうだね 感知は出来るなら、後はそこに行く手段が必要になりそうかな~」
(8歳)リリアナ「母様に頼んで、連れて行ってもらうしかなさそうかな~」
(8歳)リリアナ「目が覚めたら、聞いてみよ〜」
〇暖炉のある小屋
(8歳)リリアナ「う・・・ん」
母アリア「リリちゃん!!目を覚まして!」
(8歳)リリアナ「母様、おはよう御座います? 父様もおはよう御座います」
母アリア「目を覚ましてくれて良かった!! 心配しましたよ」
父シグルド「あぁ、リリ何があったのか私達に後でいいから教えてくださいね」
(8歳)リリアナ「?私はあの時森で蒼白く光る所に行ってしまったかも、母様離れたりして御免なさい」
母アリア「いいのです、リリが無事で良かった あの場所が光ってた?私にはそうは見えなかったかな」
父シグルド「医師にも診てもらったけど、原因がわからなかったから、疲労していたのかな?」
母アリア「リリちゃん今日一日おネンネしましょうね~私達は少し疲れましたから、部屋に戻りますね」
(8歳)リリアナ「はい、母様も父様も心配かけまして御免なさい」
(8歳)リリアナ(今日は、色々ありましたね)
数日後
(8歳)リリアナ(今日一日も部屋は流石に暇になりそうですね、う〜ん、やっぱりエーテルを使える練習でもしてみますかね)
(8歳)リリアナ(え〜と、最初は体内のエーテルを片手に集中させてみようかな)
(8歳)リリアナ(手が光った!これなら、全身にまとう感じにしてみましょう)
(8歳)リリアナ(うん!出来てるやっぱり前世の記憶も少し戻りましたから、エーテルの扱いは出来ますね)
(8歳)リリアナ(後は神の時に使ってた、スキルは何か使えないかな~何がいいかな~ 今のエーテル量だとエーテルの物質作ってみようかな)
(8歳)リリアナ(エーテルの物質は、色んな物が作れるか便利だからね、あの船の素材もこのスキルから作った物だからね)
(8歳)リリアナ(え〜と、右手に集中してイメージ、イメージっと)
(8歳)リリアナ「!?ちっちゃいのは出来たけど、何か手が透けてない!!」
(8歳)リリアナ「エーテル使い過ぎると体が消えかける? どうしよう、この手、母様に見られたら絶対に驚くかもしれませんね・・・」
(8歳)リリアナ(!?戻った、よかった~一時的でしたね う〜ん、許容オーバーになると体が消えてしまいますね)
(8歳)リリアナ「やっぱりエーテルを探すしかなさそう・・・」
〇暖炉のある小屋
母アリア「ただいま!リリちゃんサリアちゃん帰ったよ~」
(8歳)リリアナ「お帰りなさい、母様」
(リリの妹)サリア「お母さんお帰りです」
母アリア「今日もいい子にお留守番お疲れ〜」
父シグルド「今から、ご飯作るから、三人とも、先に水浴びにいってきて」
母アリア「ええ、リリちゃんサリアちゃんいくわよ」
(リリの妹)サリア「は~い」
(8歳)リリアナ(母様と水浴・・・私は前世では男神なのだけど・・・前世の神としての威厳がなくなりつつありますね・・・)
母アリア「リリちゃんどうしたの?」
(8歳)リリアナ「は〜い、母様と一緒に洗いっこしましょ〜」
母アリア「あらあら、リリちゃん甘えっ娘さんですね~」
(リリの妹)サリア「いいな~わたしも洗いっこしたいです~」
(8歳)リリアナ(ちょっと恥ずかしい 何故だか、頭で考えるよりさきに、口が動いちゃってるかも、歳相応の対応だったけど・・・)
(8歳)リリアナ(この不安定な精神状態をどうしましょう、元神が子供のマネをしてる感じで恥ずかしい気持ちでいっぱいになりますね)
母アリア「みんなで洗いこしましょうね」
数時間後
(8歳)リリアナ「父様ご飯は出来ました?」
父シグルド「ああ、出来ましたよ」
母アリア「それじゃあ、頂きましょう」
(リリの妹)サリア「いただきま~す」
(8歳)リリアナ「いただきます」
(8歳)リリアナ「母様」
母アリア「何?」
(8歳)リリアナ「また、お外にお出かけしたいのです」
母アリア「え〜と、リリちゃんは何処にお出かけしたいのです?」
(8歳)リリアナ「街に行ってみたいかも、駄目ですか?」
母アリア(街には余り連れていってあげたくはないのよね~リリちゃん可愛いから拐われる可能性もあるしどうしましょ)
母アリア(このまま、家に居てもお友達も出来ないしやっぱり、街に連れて行ってあげれば友達が出来るかもしれないし)
母アリア「・・・街にですか、リリちゃん森での出来事の後から、ちゃんとお留守番していてくれたから、ご褒美に連れて行ってあげましょう」
(8歳)リリアナ「わ〜い!!やった~ 街だ~」
(リリの妹)サリア「いいな~お姉ちゃんだけ、わたしも一緒にいきたいです~」
母アリア「サリアちゃんはまだ6歳だから、もう少し大きくなったら連れて行ってあげますから、お留守番しててね」
(リリの妹)サリア「行きたかったな~残念です、お留守番してます」
父シグルド「良かったですねリリ、街は危険もいっぱいあるけど、人も多いしみる場所も多いから リリにはいい成長になると思いますね」
母アリア「明日、街にお出かけしましょうね」
(8歳)リリアナ「は〜い」
母アリア「明日早く家を出ますから、今日は早く寝るように」
(8歳)リリアナ「わかりました~母様」
〇暖炉のある小屋
(8歳)リリアナ「母様、おはよう御座います」
母アリア「おはよう、リリちゃん」
母アリア「朝ご飯食べたら、街にお出かけしましょうね」
(8歳)リリアナ「は~い」
〇ヨーロッパの街並み
(8歳)リリアナ「わ~い、街だ~建物いっぱい、人もいっぱい」
母アリア「迷子にならないように、私から離れたら駄目でですよ」
(8歳)リリアナ「わかりました~」
(8歳)リリアナ(前世の記憶が少しつづ戻っているから、少女のモノマネになりつつあるかな~ ちょっと恥ずかしいかも)
母アリア「最初は街を見て回りましょう」
(8歳)リリアナ「わ~い、楽しみです~」
(8歳)リリアナ(よく見ると、街並みとかは前の世界と同じですね、時代は同じか今段階ではわからないけど)
(8歳)リリアナ(焦らず、少しつづ情報を集めませんと)
母アリア「ここが、お買い物の店が、立ち並ぶ所ですね、この先が屋台が立ち並ぶ広場だから、人が多いから私から離れないように」
(8歳)リリアナ「はい、母様」
(8歳)リリアナ(何か前世の記憶が、戻るきっかけが、あるといいのですけど、例えばアクセサリーとか、エーテルが宿ってる鉱石を使ってそうだし)
(8歳)リリアナ(・・・そう簡単には無さそうですね、何かエーテルが宿ってそうな物無いかな~鉱石とか、土器とか)
(8歳)リリアナ「あれ?母様?もしかして迷子!?」
(8歳)リリアナ(エーテルを探してたら、母と離れちゃったどうしよう・・・このままだと家にも帰れないし、最悪、誘拐もあり得るパターンに)
(8歳)リリアナ(どうしよう・・・母を探すしかなさそう・・・)
〇西洋の街並み
(8歳)リリアナ(ここ何処・・・何故だか、見覚えがある場所かも)
少女A「何この子は、見かけないのが、居るね」
少女B「何処か、ど田舎から来たんじゃない?服装も安そうだし」
(8歳)リリアナ「あ、あの・・・」
少女A「ここは私達の遊び場だから、田舎者は入って来ないで!」
(8歳)リリアナ(なにこの子達は、人の話も聞かないし それより、性格悪い・・・)
少女A「あっちに行ってよ!邪魔」
(8歳)リリアナ(どうしよう・・・向こうに行きたいけど、通してくれそうにないかも)
花屋のメリル「あなた達!ここはみんな使う場所でしょ あなた達の専用場所でもないのに、この子が困ってるでしょう!」
少女A「メリル!あなたまた、私達の邪魔して、ここは最初に私がここに居たの!」
花屋のメリル「そこを通るだけならいいでしょ! あなた一緒にいきましょう」
少女A「ふん!通るだけなら」
花屋のメリル「いきましょう!」
(8歳)リリアナ「あ、あの・・・ありがとうございます」
花屋のメリル「いいのよ、あの子達はいっつも、弱そな子みると、あんな感じで邪魔してたから あなたも通りたい時はキツく言ってあげなさい」
(8歳)リリアナ(この子何処かで、会った事があるかも う~ん、もうちょっとで思いだせそう・・・)
(8歳)リリアナ(あっ、思いだした、前世で最後に会った子だ!)
(8歳)リリアナ(どうしよう、あの思いが溢れてきてる)
花屋のメリル「どうしたの?怖かったのかな? 泣かないで」
(8歳)リリアナ「え~~~ん」
花屋のメリル「どうしよう、あ、そうだ、お母さんかお父さんは何処?家は何処かな?」
(8歳)リリアナ「お母様と一緒に来て、迷子になりました・・・」
花屋のメリル「迷子か〜門に行くか、最後に離れた場所にもどるか、どっちにしょう 最後離れた場所は何処かな?」
(8歳)リリアナ「え~と、確かおおくの店が並ぶ場所」
花屋のメリル「買い物通りかな? そこに行ってみましょう」
(8歳)リリアナ「うん」
〇西洋の市場
花屋のメリル「着いたよ、ここ見覚えはある?」
(8歳)リリアナ「うん、ここは今日お母様と一緒に来ました」
花屋のメリル「お母さんはこの辺りに居る?」
(8歳)リリアナ「人が多いし、みんな背が高いから顔も見れないかも・・・」
花屋のメリル「わたしが肩車して歩いてあげる、からお母さん居たら言ってね」
(8歳)リリアナ「重いよ、大丈夫?」
花屋のメリル「平気、平気それじゃいくわよ〜」
(8歳)リリアナ(同じくらいの歳なのに、私を軽々持ち上げちゃた!? 私には無理なのに)
花屋のメリル「この辺りにお母さんは居た?」
(8歳)リリアナ「あっちに母様みたいな姿が見えたかも!!」
花屋のメリル「わかったわ、あっちですね」
(8歳)リリアナ「母様!!」
母アリア「リリ!?良かった心配しましたよ!」
花屋のメリル「良かったね」
母アリア「この子を連れて来てありがとうございます!?何かお礼をしないとね、あちらに食べ物屋があるから、おごらせてね」
花屋のメリル「え!?いいのですか?少しお腹が空きましたから、いただきます!」
(8歳)リリアナ「えっと・・・私の名前はリリアナ、母様と父様はリリと呼んでます、あなたのお名前を教えていただけませんか?」
花屋のメリル「自己紹介まだでしたね、私はメリルこの街でお母さんは花屋をしてますから、その手伝いをしてます」
母アリア「この子の母のアリアです、この子を助けてくれてありがとうね」
花屋のメリル「リリちゃん、お母さんに会えて良かったね」
(8歳)リリアナ「うん!メリルちゃん助けてくれてありがとう〜」
花屋のメリル(初めて見たときも思ったのだけど、やっぱり、この子笑顔も可愛いな~)
(8歳)リリアナ「あの・・・私とお友達になってくれませんか?」
母アリア「私からも、この子街に来るの初めてだから、まだ誰もお友達は居ないから、この子の初めての友達になってくれませんか?」
花屋のメリル「リリちゃんとお友達!わたしで良ければ友達になってください!!」
(8歳)リリアナ「やった~! 初めての友達です~」
母アリア「良かったね、リリちゃん」
花屋のメリル「あの・・・今から家に行ってもいいですか?リリちゃんの家の場所を知っておきたいから」
母アリア「この街から少し遠いけど、行ってみる?」
花屋のメリル「いいですよ~街からよく花を取りに出てますから」
母アリア「それじゃ、一緒にいきましょう」
〇原っぱ
(8歳)リリアナ「メリルちゃん、今日は何して遊ぶ〜?」
(8歳)リリアナ(街で助けてくれた時から、メリルちゃんは遊びに来てくれるから、外で遊んだり、街に行ったりして)
(8歳)リリアナ(私ひとりでは、外出なんて出来ないから、メリルちゃんには、本当に会えて良かった)
花屋のメリル「え~とね、リリちゃんはまだマナが使えないみたいだからね、何して遊ぼっかな~」
(8歳)リリアナ(この世界ではマナが存在していて、女性しか扱えないみたいです)
(8歳)リリアナ(マナは、私の神体が消滅したときに出たエーテルとこの世界の大気が混ざりあって出来たエネルギーっぽい)
(8歳)リリアナ(大気中に混ざったエーテルは回収不能みたい、マナとして存在しちゃってるから仕方無いかな~)
花屋のメリル「森は強い魔獣が出てくるから、魔石集めに最適だけど、私達だけでは、危険かな~」
(8歳)リリアナ(マナのせいで前の世界に居なかった、魔獣とかが現れちゃったぽい)
(8歳)リリアナ(魔獣の中には稀に魔石と言う物が取れるらしい、魔石が取れる魔獣は強力な固体を倒さないと駄目みたい)
花屋のメリル「この近くの草原に弱そうな魔獣退治でもいいかな~」
(8歳)リリアナ(私の母は元冒険者でかなり有名だったぽい、家には魔石はまだ少し残っているみたい)
花屋のメリル「リリちゃん、弱そうな魔獣退治でいいです?」
(8歳)リリアナ「いいよ~魔獣退治」
(8歳)リリアナ(この世界の女の子は7歳でお母さんと一緒にマナの練習に最弱魔獣を倒しに行くみたいですね)
(8歳)リリアナ(今の私には最弱魔獣も倒せないレベルだから、メリルちゃんが一人で魔獣を倒してるかんじだから、私は足手まといになってますね)
(8歳)リリアナ(最初の頃はあんなに小さな女の子が過激に魔獣を、倒してたからビックリしました)
(8歳)リリアナ(この世の中にしたのは、前世の私の加護の力のせいかもしれませんね・・・)
花屋のメリル「あそこに、魔獣がいるぽい、倒して置こうっと」
(8歳)リリアナ(魔獣、木っ端微塵に!?、前よりさらに、強い力が使えるようになってる)
(8歳)リリアナ「メリルちゃんすっご〜い!」
花屋のメリル「手加減してみたけど、強すぎたみたい、もっと抑えないと」
(8歳)リリアナ(今の威力で、抑えて使ってたなんて、とてつもないマナが量)
花屋のメリル「こうかな」
花屋のメリル「う~ん、マナのコントロールが難しい」
(8歳)リリアナ(とんでもない、威力、メリルちゃんには特別な強力な加護が付いちゃってるみたいです)
(8歳)リリアナ(メリルちゃんに守って、貰わないとこの世界で生きていけないですね、神だった頃は守る立場だったのに、逆転しちゃった)
(8歳)リリアナ(この子を助ける為に、時を戻したのに、私が助けて貰わないといけない、存在になっちゃったかも)
〇暖炉のある小屋
母アリア「リリちゃん今日はお留守番お願いしますね、今から、サリアちゃんにマナの使い方の練習してきますね」
(リリの妹)サリア「わ~い、マナの練習〜」
(10歳)リリアナ「行ってりゃっさ~い」
(10歳)リリアナ(サリアはマナを使えるから、今の私なんかより、強くなっちゃたから姉よりも頼もしい存在になってるかも)
(10歳)リリアナ(サリアと外に遊びに行って、魔獣に遭遇した時だって、サリアの後ろに隠れてしまいましたから、もう姉の威厳は無くなってますね)
(10歳)リリアナ(これからの事を考えると、やっぱりエーテル回収を続けないと、この世界では生きてはいけないからね)
(10歳)リリアナ(この辺りのエーテルは回収済みだから遠くに行くしかないけど、私一人だと魔獣に襲われてゲームオーバーになるのが頭に浮かびます)
(10歳)リリアナ(もう少しエーテル感知能力を上げてみようかな~、そうすれば、物質に付与されてるエーテルも感知出来そう)
(10歳)リリアナ(エーテル使うのが許容オーバーになると、体が消えかけるから、ギリギリ辺りまで今日は挑戦してみましょう)
(10歳)リリアナ(う〜ん、やっぱりまだ、体の成長が足りないみたいですね、前よりは保有量は増えてるけど、扱えるスキルはまだ少ないですね)
「マスター、聞こえますか?」
(10歳)リリアナ「私の頭の中に直接に声がする、もしかして、神の御告げ!」
「御告げではありません、マスター、ミミです」
(10歳)リリアナ「ミミ?え~と、もうちょっとで何か思い出しそう・・・前世の私の事だから、男神の時の知り合いだから・・・」
「ミミは・・・貴方が作りました船のAIミミです」
(10歳)リリアナ「やっと思い出しました、そうですミミ お久しぶりですミミ、まだ私の事を覚えてていたのですね」
AIミミ「AIは壊れない限り、忘れる事はありませんそれにしても、マスターの声が可愛らしくなりましたね」
(10歳)リリアナ「今は10歳の少女だからです、それにしても天界に帰ったのではないのですか?」
AIミミ「新しいマスターを連れてまた、この星の担当になりました」
(10歳)リリアナ「そうなのですね!?まだ、私と繋がってるって事は私はまだマスターの座にあるのですね?」
AIミミ「はい、そうです、今のマスターは第2のマスターにしましたから」
(10歳)リリアナ「そうなのですね、それにしても、良く私を見つけましたね、エーテル量も前世の10%以下ですし」
(10歳)リリアナ「生まれ変わる事も奇跡ですからね 今の私は記憶の大半を失ってますから、ミミと繋がっても、思い出さなかったかもしれませんよ」
AIミミ「その事につきましては、船に戻られてから、お話しします、まずは転移させますね」
(10歳)リリアナ「わ、ちょっと待って!?私の今の体は物質世界の体、生き物だから、船には行けなかっはずです!」
AIミミ「大丈夫です、物質世界の住人も船に搭乗出来るようになっています」
(10歳)リリアナ「え、そうなの、私の船が進化してますね・・・わかりました、転移させてください」
AIミミ「それでは、転移します」
〇可愛い部屋
(10歳)リリアナ「う〜ん、久しぶりの転移、ちょっとめまいがしますね」
(10歳)リリアナ「え!?ここ何処?船の中に?このような所私知らないのだけど」
ミミ「お帰りなさいませ、マスター」
(10歳)リリアナ「あなた誰ですか?」
ミミ「ミミです、マスター私の事をお忘れになられたのですか?」
(10歳)リリアナ「私の記憶にある、ミミはホログラムだったような、その様な姿ではなかったはずです、それも触れるし」
ミミ「えっと、この体はホムンクルスという、素体から作りました」
(10歳)リリアナ「ホムンクルス?聞いた事のない素体ですね、へ〜え、本物の人にしか見えませんね、それと、ここは何処なのです?」
ミミ「ここはブリッジです」
(10歳)リリアナ「えっ!ブリッジ?私の最後の記憶はもっと薄暗くて、ゴツゴツしていたはず、こんなに可愛い部屋ではなかったです!」
ミミ「現マスターがこのように、改造して欲しいと要望がありまして、この作りにしました」
(10歳)リリアナ「現マスターが?まぁ私はもう、この船のマスターじゃありませんので 今のマスターは誰なのです?」
ミミ「今お呼びします、現マスターお入りください」
女神ミリアナ「ルシウス様!?お久しぶりです〜」
(10歳)リリアナ「ミリアナ、キミでしたか!お久しぶりですね」
女神ミリアナ「ミミに聞いてはいたのですけど、可愛らしくなりましたね」
(10歳)リリアナ「コラ、抱きしめるのではありません!?前世では男神なのですから!」
女神ミリアナ「だって、だって、すっごく待ってたのです、貴方様が生まれ変わる日を」
(10歳)リリアナ「えっと、私が消えた後どのくらいの年月が経ってました?」
ミミ「天界にワープして、ミリアナ様が新たなマスターになって、こちらの星に着いた時は貴方様が消えて1年は経過しましたから」
ミミ「それから、2000年の時が経っています」
(10歳)リリアナ「2000年も!!私が時を戻した年数と一緒ではありませんか!これも、何かの運命なのかもしれませんね」
女神ミリアナ「ルシウス様に会えるのを、どれだけ、待ち望んでましたか」
(10歳)リリアナ「私は、生まれ変われるとは思えませんでしたから、消滅してそのまま消えてなくなると思ったてましたからね」
ミミ「その事ですが、私の演算能力で、エーテルを回収して、マスターの体が再生出来ると答えが出ましたので、それを実行に移りました」
ミミ「精神だけは生まれ変わらないと作れないと答えがでましたので後はいつ頃になるのかを導いたら、この年数に80%の確実とでました」
(10歳)リリアナ「前世の私の体が、あるのですか!?」
ミミ「はい、あります、見てみますか?」
(10歳)リリアナ「見てみたいです!」
ミミ「それでは、私についてきてください」
〇実験ルーム
ミミ「こちらです」
(10歳)リリアナ「ここが、私の体があるのですね」
(10歳)リリアナ「・・・これが私の体? 女性ではありませんか!?」
ミミ「最初の頃は、男神でしたけど、何故か女神に変化してました」
(10歳)リリアナ「う〜ん、今の姿と関係あるのかな・・・大人の女性よりなんか、幼く感じますし」
ミミ「そうですね、今のマスターの精神状態が影響を与えているのかもしれません」
女神ミリアナ「このまま、変化すると、幼女になっちゃいますね」
(10歳)リリアナ「幼女って、そんな神、私は見た事が、ありませんよ!」
女神ミリアナ「いいじゃないですか〜幼女神様って、可愛らしくて、信者が沢山増えそうですよ~」
(10歳)リリアナ「幼女神は流石に恥ずかしくて、引きこもってしまいそう、変化を止めるにはどうすればいい?」
ミミ「そうですね、今の姿から、成長してる 姿を、思い浮かべて、毎日暮らすというのはどうでしょうか?」
(10歳)リリアナ「難しそうですね、大変だけど、やって見る価値はありそうですね」
(10歳)リリアナ「それにしても、どこ見ても、私知ってる、船とは、別物になってますね、今の私の体を転移出来るようになってますし」
ミミ「2000年の間、改造をしてきましたから、ミリアナ様が、住みやすさも考慮して、作っていきました」
ミミ「説明はブリッジに戻りましょう」
〇可愛い部屋
(10歳)リリアナ「それにしても可愛いブリッジですね」
女神ミリアナ「今のルシウス様にピッタリの部屋でしょう〜」
(10歳)リリアナ「余り、私に抱きつかないでください、胸が当たってますから」
女神ミリアナ「今は女性同士なので大丈夫、余りにも可愛らしい姿だから、離れたくないですよ~」
(10歳)リリアナ(私が、困りますけど、2000年も待ち続けたみたいですから、今日はこのままにしておきましょう)
(10歳)リリアナ「それより、今の船の変わった所と、なぜ、ミミの姿がその姿にしたのかを教えてください」
ミミ「私のこの姿から、説明しますね、最初に言いましたがホムンクルスと言う素体を使っています」
ミミ「ホムンクルスとは、ある娯楽のマンガ、アニメ、小説から、ヒントを頂き、この世界のマナを使って作り上げました」
(10歳)リリアナ「娯楽のマンガとかアニメというのは何なのです?聞いた事がないですが」
ミミ「それは、ミリアナ様がよくご存じです」
女神ミリアナ「ずっと、昔に他の星域の神と交流があった時に、そこの星で流行ってたマンガ、アニメと色んな娯楽があって」
女神ミリアナ「その星の管理してた神と交渉して、私達の神界に持ち込んだら、一気に流行っちゃたかも」
(10歳)リリアナ「娯楽が無かった神界に、その様な娯楽を持ち込んじゃったのですね、暇な神達なら、娯楽にのめり込むのも無理もないです」
女神ミリアナ「これが、その持ち込んじゃった物です~」
(10歳)リリアナ「何ですかこの黒い板みたいなのは?」
女神ミリアナ「えっと、これはタブレットと言い、このボタンを押すと、画面が映りこのアプリをタップすると、見たいアニメとかが見れる物です」
(10歳)リリアナ「人の世界にこの様な物を作れる技術があるのですね!?凄いですね!」
女神ミリアナ「このタブレットは現地で買ったものだから電波とかは届かないけど」
女神ミリアナ「そこの神が、私達にも使えるタブレットを作っていましたから、それを、持ち込んだのが、これです」
(10歳)リリアナ「へ〜え、このタブレットはどのような仕組みなのです?」
女神ミリアナ「えっとですね、受信する方法は、向こうの星の電波を受信するのですが、あっちの神界に電波をワープさせて」
女神ミリアナ「こっちの神界に受信させる設備から、このタブレットに電波をワープさせているみたいです」
(10歳)リリアナ「そこまで技術が進歩してるのですね、ワープは船だけの設備でしたが、その様な使い方もあったとは」
ミミ「話しがズレましたね、私が何故この姿にした話しでしたね」
(10歳)リリアナ「そうでしたね、話しが娯楽の話しになってましたね」
ミミ「はい、では私がこの姿にした理由は、前世のマスターを止められなかったのが理由です」
ミミ「昔の私は、ただのホログラムでしたから、マスターの命令には従うしかありませんでしたから」
ミミ「この姿なら、マスターについて行く事も出来ますし、マスターを助ける事も出来るようになりますから」
ミミ「エーテル集めも、この姿で地上に降りて、回収してましたから」
(10歳)リリアナ「ミミ、私のために、ありがとうです」
女神ミリアナ「あらら、泣いちゃった、よしよしっと、頭を撫で撫でしてあげますね~」
(10歳)リリアナ「私を子供扱いをしないでください」
(10歳)リリアナ「それで、この船の性能を教えて欲しいです」
ミミ「性能ですね、わかりました、えっとですね、この船の今の素材はエーテルと物質によって作り上げました」
(10歳)リリアナ「私がこの船に、居るのだから、物質で出来てると思ってましたから、確かに、私のエーテルが鉱石とかに宿ってましたからね」
ミミ「あとは、ビーム砲、迷彩、バリア、ミサイルと色々とつけてみました」
(10歳)リリアナ「聞いたことのない名前がえっと、ビーム砲は武器ですよね?」
ミミ「はい、そうです、敵を倒すための武器です」
(10歳)リリアナ「私が作った船は、ただ移動するための船だったのに、戦闘用の船になってますね」
ミミ「ミリアナ様が持ち込みました、アニメから参考に、船を改造しています、もしものための、装備です」
(10歳)リリアナ(星を破壊するほどの兵器っていったい、何と戦う気)
(10歳)リリアナ「また、アニメ・・・私もそのアニメをみてみたいですね」
女神ミリアナ「ルシウス様もみたいのですか?でしたら、このタブレットをあげますよ~」
(10歳)リリアナ「貰いましても、地上の人達に見られると、変に見られるのじゃないのですか?」
女神ミリアナ「大丈夫、このタブレットはミミが改造してこのボタンを押すとブレスレットに変化して、地上の人達には見れないようにしてあるから」
(10歳)リリアナ「ちっちゃくなった、凄い技術ですね、これなら、持っていっても、違和感はないですね」
ミミ「このタブレットには、このアプリを押しますと、地上の人達にも、閲覧出来るようにしてあります」
(10歳)リリアナ「地上の人達に?何故そのような仕組みにしたのです?」
ミミ「もしも、地上の人をこの船に乗せたい時にです、前世では乗せる事が出来ませんでしたから」
(10歳)リリアナ「そうでしたね、記憶はまだ、欠けてますけど、断片的にわかりましす」
女神ミリアナ「実は、タブレットに秘密のアプリがあるのです、このアプリをタッチすると、はい、でました!」
(10歳)リリアナ「これ、私の詳細な情報じゃないですか、年齢、体重、スリーサイズ、全て載ってるじゃないですか!今使えるスキルまでも」
女神ミリアナ「なになに、スキルっと、予知夢、危険回避、泣き上手、甘えん坊、魅力、奇跡、回復、とこれは・・・」
女神ミリアナ「今の姿にぴったりのスキルですね」
(10歳)リリアナ「魔獣との戦闘には使えないじゃないですか」
女神ミリアナ「回復のスキルは使えるのじゃないのです?」
(10歳)リリアナ「回復!?回復のスキルが使えるのですか」
ミミ「回復のスキルは珍しいですね、回復を使える神は居ませんから、その体に適したスキルなのかもしれませんね」
(10歳)リリアナ「神の回復って言ったら、体の時間を正常な時間に戻せるからね、神が怪我とか病気は無いし、前世の私みたいに消滅しかないからね」
(10歳)リリアナ「回復だから、怪我したときに使ってみないとわからないけど、今の私ならこのスキルは役立ちそう」
ミミ「地上の人々は大気中のマナを利用してますから、火、風、水、土、と4つの属性しかありませんから」
ミミ「回復の部類は精神になりますから、精神のマナを使える人は今まで、存在しませんから、使う時は信用出来る人しか使っては駄目です」
(10歳)リリアナ「そうなると、ピンチの時しか使えそうにないっぽい」
女神ミリアナ「それじゃ〜私のタブレットと通信出来るようにして置きますね」
ミミ「もうそろそろ、家に帰りませんと、親御さんが心配しまので、転移の準備をしますね」
(10歳)リリアナ「二人とも、ありがとうね、それと、次からはリリアナと呼んで欲しいです、みんなからはリリって呼ばれてるから」
女神ミリアナ「それじゃ、リリちゃんと呼びますね」
ミミ「私はリリ様とお呼びいたします」
(10歳)リリアナ「二人ともまたね~、戻ったらタブレットで通信すから〜」
ミミ「行ってりゃしゃいませ、リリ様」
女神ミリアナ「リリちゃん、またね~、遊びに行くかもしれないかも」
〇暖炉のある小屋
(10歳)リリアナ「今日は色々ありましたから、疲れましたね」
(リリの妹)サリア「ただいま~、お姉ちゃん、今帰ったよ~」
母アリア「ただいま、リリちゃんお留守番ありがとうね」
(10歳)リリアナ「お帰りなさい〜」
(10歳)リリアナ(やっぱり、このブレスレットは、母と妹には見えていないみたいですね)
(10歳)リリアナ「私は部屋に居ますね」
母アリア「ご飯が出来たら、呼びますね」
〇英国風の部屋
(10歳)リリアナ「さて、貰ったタブレットでも、使ってみようかな」
(10歳)リリアナ「えっと、このボタンで電源をつけて、このアプリで船との通信が出来るのですね」
「リリ様ですか?私達が画面に映ってますか?」
(10歳)リリアナ「えぇ、映ってますよ~」
女神ミリアナ「通信は正常に出来ましたね、これでいつでも、連絡出来ますね」
ミミ「そちらのタブレットに正常に通信を確認出来ましたので、私は船の定期点検をしてきます」
(10歳)リリアナ「アニメと、マンガと言う物を、見てみたいのですが、何のアプリで見れるのですか?」
女神ミリアナ「こちらから、遠隔操作で、教えますね」
(10歳)リリアナ「へぇ~、このアプリで、閲覧なのですね」
女神ミリアナ「私のオススメのを、印つけときますね~ 種類がおおいから、見たいジャンルがあったら、検索するかんじです」
女神ミリアナ「こっちのが、マンガのアプリで、このアプリがアニメが見られるかも、あとはゲームのアプリも使える用にしますね」
女神ミリアナ「とりあえず、いくつかゲームをダウンロードしておきますね、私と協力プレイ出来るのもいくつか、入れてっと」
女神ミリアナ「セット完了です」
(10歳)リリアナ「操作になれるのに、少し時間がかかりますね」
女神ミリアナ「使って慣れていくしかないですね、ゲームは操作になれた時にでもいいですよ~」
(10歳)リリアナ「そうですね、ある程度はわかりましたから、後は私が進めますね」
(10歳)リリアナ「ミリアナ、説明ありがとうね~」
女神ミリアナ「また、わからない事があったら、通信を送ってきてね」
(10歳)リリアナ「やっぱり、このタブレットと言う物は、便利ですね、この用な物を人が作ってたなんて、娯楽も楽しみですね」
〇暖炉のある小屋
(10歳)リリアナ「さてと、今日はなにしよう」
(10歳)リリアナ「モモのお陰で、エーテルは順調に回収出来てますね」
(10歳)リリアナ「もうそろそろ、使えそうなスキル増えてないかな~」
(10歳)リリアナ「えっと、タブレットのカメラを自分にあわせて、確かこのアプリをタッチしてこれで私のステータスが見られるかな」
(10歳)リリアナ「うん、ステータス表示されましたね、えっとなにか変わったスキルはないかな~」
(10歳)リリアナ「追加された、スキルは危機回避、危険察知、う~ん、やっぱり、攻撃のスキルは無いね、回避スキルしか覚えてないし」
(10歳)リリアナ「後は、幼女の魅惑?何このスキル、また変なスキルを覚えてますね」
(10歳)リリアナ「それにしても幼女スキルって、私今10歳なのに、まだ、幼女の部類になってますね、いつになったら、少女に進化するのかな?」
(10歳)リリアナ「他には、創造(物質変換)、物体創造!?」
(10歳)リリアナ「元神のスキルが使えるようになってる、前に使えるか試した、物質変換もあるし、これも、エーテル回収が順調のお陰だね」
(10歳)リリアナ「物体創造が使えるようになったのが、ありがたいね、何から作ってみようかな~」
(10歳)リリアナ「最初はお風呂を作りたいね、今は水浴びだから、寒い日は中々、体洗えないし、後は、キッチンとトイレをなんとかしないと」
(10歳)リリアナ「今すぐに作りたいけど、私が作ると、母様が不審に思うから、何か良い方法を考えないと、ミミに相談してみようかな」
(10歳)リリアナ「タブレットで通信っと、ミミ居ますか?」
「リリ様、こんにちは、何か御用でしょうか?」
(10歳)リリアナ「ミミ、物体創造のスキルが使えるようになったから、何か作ろうと思ったのだけど、小さい物はいいのですけど」
(10歳)リリアナ「大きい物を私が作ったら、母様に不審に思われるから、何か良い方法は無いか、相談したいのです」
ミミ「貴方様の得意としてました物体創造を使えるようになったのですね、おめでとうございます」
ミミ「そうですね、ちなみに何を作ってみたいなのです?」
(10歳)リリアナ「最初はお風呂、次はキッチンとトイレを作ってみたいかな~」
ミミ「家の改装ですね、そうですね、リリ様がお作りになった事をバレなければいいのですね?」
(10歳)リリアナ「うん、どうしたら、いいと思う?」
ミミ「それでしたら、私が地上に降りて、改装の手伝いをしましょう」
(10歳)リリアナ「いい考えだけど、母様に紹介はどのようにしたほうがいい?」
ミミ「貴方様の親御様とは初対面でしたね、それでしたら私が近くの街に店を作りますね、その店に来て頂ければ初対面はクリアーできます」
(10歳)リリアナ「いいですね、その方法、あっ、ミミが船から降りたら船のメンテナンスとか大丈夫なのですか?」
ミミ「大丈夫です、私のサブ体がありますので、本体とは別で作ったホムンクルスを地上に送ります、名前はミミ2号です」
(10歳)リリアナ(ホムンクルスって、何体も操作出来るのかな?見た感じ個で意思もありそうだけど、生物じゃないのかな、後で聞いてみましょう)
(10歳)リリアナ「そうなのですね、店を作るための、資金は大丈夫ですか?」
ミミ「問題はありません、この世界の通貨は大量に保存してありますから」
(10歳)リリアナ「それじゃ、その方法でお願いしますね」
ミミ「さっそく、2号を地上に降ろします、1週間くらいで、店は出来てると思います、出来ましたら、連絡を送りますね」
(10歳)リリアナ「了解です、連絡まってますね、その間に小物作って、店に持っていく段取りをしてますね、そういえば」
(10歳)リリアナ「あの子、ミリアナはどうしてます?」
ミミ「ミリアナ様は、小型機で神界に遊びに行ってます、用事がありましたら、タブレットで通信してみてはどうですか?」
(10歳)リリアナ「ありがとう、何しているのか聞きたかっただけだから、それじゃ、何かあったら、また、連絡をしますね」
(10歳)リリアナ(あの子、神としての役目を忘れてるのじゃないのかな?私にはもう関係ないのですけど)
ミミ「わかりました、店の段取りをしていきます、店が出来ましたら、連絡します」
(10歳)リリアナ「さてと、設計図と、小物作りして、連絡あるまで待ってましょう」
〇ヨーロッパの街並み
母アリア「リリちゃん、街に着きましたよ、何処に行きたかったのです?」
(10歳)リリアナ「えっと、こっちです」
(10歳)リリアナ(昨日、モモから連絡がきたから、店のマップを貰って来たけど、このまま直接に行ってもいいのかな・・・怪しまれないように)
(10歳)リリアナ(メリルちゃんに会ってから、店に向かってみようかな、よくメリルちゃんと街に遊びに来てた時に、あの店の近くに通ってたから)
(10歳)リリアナ「この道を曲がって、えっと、こっちだったかな」
(10歳)リリアナ(この道に来れば、メリルちゃんに会えますように)
花屋のメリル「リリちゃんとお母さん、こんにちは今日は街に買い物に来たのですか?」
(10歳)リリアナ(メリルちゃんに会えた~、私の奇跡スキルがお役に立ちましたね)
母アリア「あら、メリルちゃん、こんにちは、今日はリリちゃんが街に行きたかったからね」
(10歳)リリアナ「メリルちゃんは、今日はお暇ですか? 一緒に来てくれると、私うれしいのですけど」
花屋のメリル「暇です!是非一緒に行きます」
(10歳)リリアナ「やった~、一緒に行こう~」
花屋のメリル「リリちゃん、何処に行きたいのです?」
(10歳)リリアナ「確かこの先に、細い路地の所につい最近に店が出来てませんでした?」
花屋のメリル「そういえば、店みたいなのあったような気がします」
(10歳)リリアナ「その店に行きたかったのです」
花屋のメリル「この道ですね、何の店なのか、わからなかったけど、リリちゃんが行きたいのですね、でしたら行ってみましょう」
(10歳)リリアナ(いま段階では、順調かな、後は、私が作ってきた、物体創造で作った、小物をいくつか持ってきたから、モモにさり気なくみせれば)
花屋のメリル「ここがその店です」
〇リサイクルショップの中
花屋のメリル「中はこんな感じだったんだね」
母アリア「何か小物?とか、あまり、見かけない道具が売ってますね」
(10歳)リリアナ(何かアニメで見かけた店の中になってますね最初はこの世界に合ってない機械的な物を売る店を作ってしまうか、ドキドキしてたから)
(10歳)リリアナ(この世界に合わせてますね、昔は機械的な応対しか出来なかったミミが、これ程成長してくれたから、うれしいですね)
(10歳)リリアナ(ミミはどのようにして、話しを合わせるのかな~)
ミミ2号「いらっしゃいませ、どのような物を必要ですか?」
母アリア「今日はこの子の付き添いで、来たのです、この店は何の店なのですか?見た事がないものが多く売ってますので」
ミミ2号「この店は錬金術の店です」
(10歳)リリアナ(錬金術か~、確かに作りかたが、わからない物は錬金術って通せば納得するかも)
母アリア「錬金術?凄いですね、私初めて見ました、錬金術の道具なのですね?」
ミミ2号「そうです、錬金術の知名度はこの大陸では、低いのですけど、隣の大陸では、錬金術は身近に存在します」
ミミ2号「それで、この子が錬金術に興味があるから、この店に来られたのですか?」
(10歳)リリアナ「こ、こん・・・にちは」
ミミ2号「!?貴女の身に付けてますその指輪は、錬金術で作りましたね?」
(10歳)リリアナ「そうです、本を見て作りました」
(10歳)リリアナ(試作品の通信用指輪なんだけど、エーテルで物質を作って、この世界でも認知出来るように作ったからね、モモ気付いてくれましたね)
(10歳)リリアナ(この指輪は、完成したら、メリルちゃんにあげる事が出来れば、連絡が出来るようになって、遊ぶ約束が出来るようになりますからね)
ミミ2号「凄いですね、これ程、良い物を作れる人は初めて見ました、こんなに小さい子が錬金術を使えるのも、驚きましたし」
母アリア「この子が、そのような、才能を持ってたなんて、知りませでした、部屋で何か作っているのは知ってましたが」
花屋のメリル「リリちゃん凄〜い、錬金術って私も、初めてみたかも」
ミミ2号「他には何か作っていませんか?」
(10歳)リリアナ「えっと、これとこれです」
ミミ2号「どれも、良く出来ていますね、えっと、今日、初めて会った私と、錬金術でもっと、色々と作ってみませんか?」
(10歳)リリアナ(ちょっと、強引だったような気がしたけど、モモ、ナイスです、あとは母様の許可を取らないとですね)
(10歳)リリアナ「母様、この方と一緒に錬金術をしても、いいですか?」
母アリア「そうですね、この子の才能ですから、私では錬金術はわからないから、この子をお願いします」
ミミ2号「はい、こちらこそ、よろしくお願いします、自己紹介まだでしたね、私の名前はミミ」
母アリア「この子の母のアリアです」
(10歳)リリアナ「私はリリアナ」
花屋のメリル「リリちゃんの親友のメリルです」
ミミ2号「店にある、錬金術の品物を見てみますか?使い方のわからなかったら、説明をさせて頂きますので」
(10歳)リリアナ(なんとかなったね、これで、家にミミを連れてくる、きっかけが出来たし、後は、家の改装の説得を考えないと)
〇暖炉のある小屋
(10歳)リリアナ「母様、今日はミミさんが来てくれます」
母アリア「そうなのですね」
(10歳)リリアナ「それで、ミミさんと一緒に、お風呂を作ってみたいので、家の一部を作り変えたいのです、いいですか?」
母アリア「お風呂?聞いた事が無いけど、ミミさんと一緒に作るのでしたら、いいですよ」
母アリア「サリアちゃんと一緒に狩りに行ってきますね、サリアちゃん行きますよ」
(リリの妹)サリア「は〜い」
(10歳)リリアナ「お風呂を知らないのは仕方ありませんね、この世界では、水浴びか、バケツに水ためて、タオルで体を拭くのが普通みたい」
(10歳)リリアナ「早く普通のお風呂に入りたい・・・」
ミミ2号「リリ様いらっしゃいますか?」
(10歳)リリアナ「ミミ、今誰も居ないから、入って来て」
ミミ2号「失礼します、最初に作るのは、お風呂でしたね、許可は取れましたか?」
(10歳)リリアナ「ええ、母様に許可は取れたから、お風呂場にする場所は、こっちのこの部屋に作る予定」
ミミ2号「ここですか、私は、なにを手伝えばよろしいでしょうか?」
(10歳)リリアナ「えっと、お風呂場は私が作るから、排水と、水道をお願いしますね」
ミミ2号「わかりました、船から、材料を取ってきます」
(10歳)リリアナ「簡単な作りでいいよ~、機械の設備は絶対に駄目だからね、この世界のマナか魔石で動かす、物でお願い」
ミミ2号「はい、魔石で動く動力を持って来ます」
(10歳)リリアナ「さてと、浴室の床は、石でいいかな、浴槽は陶器にして壁は防水の木にして、とりあえずはこんな感じに仕上げましょう」
(10歳)リリアナ「さすがに、この広さだと、物体創造に消費する、エーテル量はかなりの量だね」
ミミ2号「今戻りました、リリ様、浴室は順調ですか?」
(10歳)リリアナ「う〜ん、ちょっと、厳しいかな~、神だった頃の10%はエーテルは戻ってるけど、使える量はこの体に、合った量になるから」
(10歳)リリアナ「2〜3%辺りしかエーテルを使えないから、今日中には作れそうにないですね」
ミミ2号「それでしたら、この装置を使ってください、船にあります、神の体からエーテルを使える装置です」
(10歳)リリアナ「そんな便利グッズがあったのですね、さっそく、試してみるね」
(10歳)リリアナ「凄い装置あっという間に、床と浴槽が出来ちゃった」
ミミ2号「この装置の過剰使用は注意してください、神の体が縮んでいきますから、それでは、水道と排水を作りに行きます」
(10歳)リリアナ「あの、体がさらに縮む・・・便利だけど、ちょっと使うのを控えますね」
(10歳)リリアナ「やっと、お風呂が出来た~、今日からお風呂入れるかも」
ミミ2号「ミミ様、水道と排水の準備が、出来ました」
(10歳)リリアナ「ありがとうミミ、あなたのお陰でお風呂に入れます」
ミミ2号「あなた様の、願いを叶えるのが私の使命ですから」
母アリア「ただいま、ミミさんこんにちは」
ミミ2号「お帰りなさいませ」
母アリア「お風呂?はどんな感じになりますた?」
ミミ2号「一通りは完成しました、こちらです」
母アリア「これが、お風呂なのですね、一日でこんなに出来るなんて、思ってなかったから、錬金術って凄い技術ですね」
(10歳)リリアナ「使い方は、この蛇口でお湯がでてきて、浴槽に貯めて、ここで体を洗って、洗い終わったら、浴槽に浸かります」
母アリア「水浴びじゃなく、今日からここで、体を洗えるのようになったのね、今日、サリアちゃんと一緒に入りましょう、リリちゃん」
(リリの妹)サリア「やった~、お風呂楽しみです」
(10歳)リリアナ(ひとりで入りたくて、お風呂を最初に作ったのですけど、これでは水浴びと一緒になりそうです)
ミミ2号「それでは、私はこれで失礼します、残りの改装はリリさんの日程に合わせますね」
母アリア「何から何まで、ありがとう御座います、リリちゃんの事をよろしくお願いします」
ミミ2号「いえ、錬金術の試作品ですから、お気になさらずに、それでは失礼します」
母アリア「それでは、リリちゃん一緒に入りましょう」
(10歳)リリアナ「うん・・・」
(10歳)リリアナ(今日だけ、一緒に入って、次からひとりで入りたいって、言えばいいですね、水浴びの時は目のやり場に困ってましたからね)
(10歳)リリアナ(いつも、邪な気持ちになるから、あの体にとっては悪影響が起こる可能性もあるからお風呂に一緒に入るのは良く無いようなきがする)
(10歳)リリアナ(不安定な体だからね、船にある元神の体は、邪なこころは、邪神を生み出しそうな気がする)
(10歳)リリアナ(今の私が邪神として、復活しても、無害の邪神になってるから、大丈夫だけど、何が起きるかはわからないからね)
(10歳)リリアナ(こころを乱さないように、気を付けた方が良さそう)
〇英国風の部屋
(10歳)リリアナ(お風呂作ってから、毎日入るようになったから、家族が清潔に気にかけてくれたから、トイレとキッチンも早めに改装出来ましたね)
(10歳)リリアナ(快適になって、良かったのだけど、メリルちゃんが家に良く、泊まりに来るようになりましたね)
(10歳)リリアナ(メリルちゃんと一緒にお風呂に入る事になちゃうから、ちょっと困りますね、一応私は前世では男神ですからね)
(10歳)リリアナ(神としては女性の裸を下心で見るわけにはいかないし、メリルちゃんは成長時期だから、どうしても、ドキドキしてしまいます)
(10歳)リリアナ(家が快適だからほぼ毎日家に居ますから、物体創造で他にも色々と作れましたね)
(10歳)リリアナ(物体創造は色んな物を作れて便利だけど、理解して作るか、設計図をみて作るかのどっちかになるからね)
(10歳)リリアナ(設計図は、モモから貰ってましたからね、後は、アニメを参考に作ってみたりして色々と試してみましたし)
(10歳)リリアナ(作ったタブレットと簡易通信をメリルちゃんにあげたから、通信で遊びの約束が出来るようになったから良かったかも)
(10歳)リリアナ(たまには、外に出た方が健康的だけど、魔獣が居るから、ひとりでの外出は無理ですし)
(10歳)リリアナ(エーテルでの攻撃系スキルは今の所は、無しですね、あっても、使えそうもないけどね)
(10歳)リリアナ(神だった頃のスキルは神罰系と大規模の破壊スキルと天変地異系が多いから、使う時は無し)
(10歳)リリアナ(魔獣に遭遇したら、逃げる事しか出来ないから、逃げ系スキルは増えてるね)
(リリの妹)サリア「リリお姉ちゃん、メリルお姉ちゃんが来たよ~」
花屋のメリル「お邪魔しま〜す」
(10歳)リリアナ「いらっしゃい、メリルちゃん、今日は、何して遊ぶ?」
花屋のメリル「このタブレットから、新しいアプリゲームをインストールしたのです、一緒にやりますよね」
(10歳)リリアナ「ええ、いいですよ」
(リリの妹)サリア「わたしも一緒にやりたいかも~」
(10歳)リリアナ「皆で一緒にゲームをしましょう」
(リリの妹)サリア「やった〜」
(10歳)リリアナ(サリアにも、タブレットをあげるのは早過ぎだったかも、教育に良くはないですね)
(10歳)リリアナ(私が、部屋から出た時に、タブレットをそのまま、机の上に置いちゃったから)
(10歳)リリアナ(サリアちゃんが勝手に部屋に入って、机の上のタブレットを見られちゃったからね)
(10歳)リリアナ(偶然にも見てたアニメを再生しちゃったから、説明するのが大変だったけど、最終的にはタブレットを作ってあげましたね)
(10歳)リリアナ「タブレットの事は、誰にも教えたら、駄目ですよ~、私達の秘密だからね」
(10歳)リリアナ(タブレット自体、この世界ではオバーテクノロジーの部類に入りそうだから、信用出来る、人しか、見せられないからね)
花屋のメリル「うん、誰にも教えてないですよ、バレたら、モモさんに回収されちゃうのでしょう?タブレット無しの生活は絶対に嫌だから」
(リリの妹)サリア「わたしも、お母さんにも教えてないですよ~、観てみたいアニメが沢山あるから〜」
(10歳)リリアナ(二人とも、アニメをよく観てますね、私のタブレットから、閲覧記録が見られますからね)
(10歳)リリアナ(二人のよく観てるアニメは、メリルちゃんは百合系アニメをよく観てますね、そっち系なのかは、私はわかりませんけど・・・)
(10歳)リリアナ(サリアはアクション系が好きみたいですね、この前、メリルちゃんとマナの練習で、メリルちゃんに圧倒されてたみたい)
(10歳)リリアナ(私は、ファンタジー系をよく観てますね、創作に役に立つ知識もありますし)
〇暖炉のある小屋
(12歳)リリアナ「母様、おはようございます」
母アリア「おはよう、リリちゃん」
母アリア「リリちゃん、今日は教会で、マナの測定がありますから、お出かけですよ、メリルちゃんと待ち合わせはしてる?」
(12歳)リリアナ(とうとう、この日が来てしまいましたね、マナ無しと、みんなにバレる日が)
(12歳)リリアナ「はい、街の噴水広場に昼に集まると、言っています」
母アリア「お母さん、リリちゃんと一緒に行きますから、昼前に、街に行きましょうね」
(12歳)リリアナ「は〜い」
〇噴水広場
(12歳)リリアナ「メリルちゃん、お待たせ〜、待ってました?」
母アリア「メリルちゃん、こんにちは」
花屋のメリル「リリちゃんのお母さん、こんにちは〜 私もついさっき、着いたよ」
(12歳)リリアナ(それにしても、メリルちゃん、また、背が、高くなりましたね、私が8歳の時から、変わってないのだけど)
(12歳)リリアナ(やっぱりエーテルを大量に取り込んだせいで体の成長が止まってますね、モモに会ってからエーテルの回収はスムーズになってますし)
(12歳)リリアナ(体が神と同じエーテル体に近づくから、今は、この体には適度なエーテルを取り込んでるのだけどね)
母アリア「メリルちゃんのお母さんは?」
花屋のメリル「お母さんは、先に教会に向かいました」
母アリア「でしたら、二人とも、行きますよ」
(12歳)リリアナ「は〜い」
(12歳)リリアナ(それにしても、前の世界では、もうそろそろ、戦争ルートになってたのに、戦争も起きて無いし)
(12歳)リリアナ(戦争起きても、メリルちゃんなら、生き残れますね、私は生き残れる自信は無いのですけど)
(12歳)リリアナ(戦争で思い出したけど、前の世界での戦争の時の神だった私のセリフが恥ずかしい事を言っちゃってたし、最後の行動も)
(12歳)リリアナ(よく観るアニメにありがちな、最後の行動だったかも、今の私なら、恥ずかし過ぎて、部屋に引き篭もるかも)
(12歳)リリアナ(私の最初の黒歴史でしたね、そのおかげで、メリルちゃんは、今も元気にしてますけど)
花屋のメリル「リリちゃんどうしたのです?私の顔を見つめて」
(12歳)リリアナ「えっと、私もメリルちゃんみたいに、背が大きくならないかな~って、思いまして」
花屋のメリル「リリちゃんはまだまだ、成長時期だから」
母アリア「そうですよ、リリちゃんこれから、成長するかも知れませんよ」
(12歳)リリアナ(母様ごめんなさい、私の体はこれ以上は成長する事は無いです)
(12歳)リリアナ(う~ん、成長しない状態が続くと、変に思われるから、何か考えないといけませんね)
(12歳)リリアナ(前世の神の時は、下界に行く時は仮の姿になって地上に行ってたから、あのスキルが欲しいですね)
(12歳)リリアナ(今は変身スキルがあっても、結構たくさんエーテル消費するから、今の体のエーテル量では、数分で終わりそう)
〇教会の中
(12歳)リリアナ「わ〜、ここが教会、初めて来ました」
母アリア「リリちゃん、教会では、静かにね」
(12歳)リリアナ(12歳の演技も何とか様になってきたかも)
母アリア「私はここに居ますから、二人は、前で測定の受付ですね」
花屋のメリル「はい、リリちゃん行きましょうね」
(12歳)リリアナ「うん」
花屋のメリル「ここで受付ですね」
受付女性神官「お二人はマナ測定をする方ですね」
(12歳)リリアナ「お願いします」
受付女性神官「年齢は、12歳からの測定ですけど、あなたは8歳くらいなので、すみませんけど、測定はできません」
(12歳)リリアナ「私は今年で12歳になりました!」
受付女性神官「そうでしたか!?ではここに名前を記入してください」
受付女性神官「記入されましたら、中央で、大神官様の所でマナ測定の水晶が置かれている所に行ってください」
花屋のメリル「行こう、リリちゃん」
(12歳)リリアナ「沢山ならんでるね」
花屋のメリル「そうだね~」
(12歳)リリアナ(見てみると、可愛らしい子はマナの量が高いみたいですね、加護の影響の差がわかれてますね)
(12歳)リリアナ(神としては平等の効果を与え無いといけないけど、やっぱり、神の時の私は可愛らしい女性に対する気持ちが強く出ちゃったてますね)
高齢女性神官「お次の子、どうぞ」
花屋のメリル「わたしから、行きますね」
(12歳)リリアナ「うん、いいよ、メリルちゃん」
高齢女性神官「それでは、こちらの水晶に手をあててください」
花屋のメリル「はい、こうですね」
高齢女性神官「・・・測定不能!?」
高齢女性神官「もう一回、手をあててください!」
高齢女性神官「また!測定不能!?」
(12歳)リリアナ(やっぱり、測定不能でしたか、少し前にタブレットでこっそり、測ってみたらマナの量は万超えでしたからね)
(12歳)リリアナ(マナ量万超えはこの世界にとっては脅威ですから、ミミに頼んでマナを制御する指輪を作って貰ってメリルちゃんにあげましたから)
(12歳)リリアナ(指輪が、無かったらあの水晶、爆発してましたね、危なかった)
高齢女性神官「あなたは、この国始まって以来のマナの量です、一番高くても300〜600マナ量の人が数百年に一人現われる程ですから」
(12歳)リリアナ(メリルちゃんの加護が変な方向に向かっていますからね、このまま、マナの量が上がって行くと、神レベルのエネルギー量になるかも)
高齢女性神官「この水晶は1000以下の数字しか表示されませんので、1000超えのマナの量は初めてです!?」
(12歳)リリアナ(この世界の女神に進化の可能性はありそう、前神の私としては、神としての役割をメリルちゃんに押し付けてる感じになりそうで)
(12歳)リリアナ(こころが痛みますね、その時が来たら、全てを話しても良さそうですね、メリルちゃんが女神になるかどうかは)
(12歳)リリアナ「凄いですね、メリルちゃん!?」
花屋のメリル「わたしにそんな力があったなんて・・・ちょっと怖くなりますね」
(12歳)リリアナ(前世の神の時にこの子に強い加護を授けてしまいましたね、助けたい気持ちで加護を使ったけど、こんな感じになるなんて)
(12歳)リリアナ(前の私には想像もしてなかったかも)
高齢女性神官「・・・それでは次の子、どうぞ」
(12歳)リリアナ「私ですね」
高齢女性神官「こちらに手をあててください」
(12歳)リリアナ「こうかな~」
高齢女性神官「えっと・・・マナの量ゼロ マナ無し」
花屋のメリル「リリちゃんにマナが無いなんて!?」
(12歳)リリアナ(まぁ、私はそうなりますね、マナじゃなく、エーテルを使えますからね)
高齢女性神官「あなたは、本当に女性ですか? マナ無しの女性はこの国初まって以来誰も居なかったのに」
高齢女性神官「ちょっと、女性かどうか、確認しますね」
(12歳)リリアナ「え!!ここで!?」
高齢女性神官「・・・女の子ですね」
(12歳)リリアナ(みんな見てる、前でパンツを少し下げられた!?)
高齢女性神官「ありがとうございました、帰っても大丈夫です」
花屋のメリル「リリちゃん帰ろう」
(12歳)リリアナ「うん」
母アリア「どうしたのリリちゃん?」
(12歳)リリアナ「みんなが見てる前で少しだけパンツを下げられました」
母アリア「えっと、どういう状況になってたの?」
花屋のメリル「それがですね、リリちゃんにマナ無しと出まして、男性か女性か確認のために、パンツを下げたみたいです」
(12歳)リリアナ(普通なら確認するなら、個室でしょう、完全にセクハラだけど、どっちも)
母アリア「そんな事があったのですね、リリちゃんにマナが無いのはわかってましたけど」
花屋のメリル「リリちゃん、リリちゃんがマナが無くても私は、ずっと一緒だからね」
(12歳)リリアナ「うん、ありがとう、メリルちゃん」
〇暖炉のある小屋
(12歳)リリアナ「母様ただいま~メリルちゃんが家に遊びにきました」
花屋のメリル「お邪魔します」
母アリア「メリルちゃん、いらっしゃい」
母アリア「いい時に来てくれましたね、メリルちゃんに相談したい事があって」
(12歳)リリアナ(もしかして昨日、手紙がきたのは学校入学の事かな)
花屋のメリル「何ですか?」
母アリア「メリルちゃんの所にも、この手紙が来てるかもしれないけど、メリルちゃんは学校に行くのです?」
(12歳)リリアナ(やっぱり)
花屋のメリル「その手紙ですね、少し前に来ましたよ、学校に行くことに決めました」
母アリア「そうなのですね、もし良かったら、リリちゃんと一緒に学校に行ってもらえません?」
(12歳)リリアナ(ちょっと、母様は私を猛獣女子が沢山居る所に行かせるつもりなのですか、絶対にいじめの対象になっちゃう)
(12歳)リリアナ(マナ無し玉無しって、いじめてきそう)
花屋のメリル「はい!ぜひ、一緒に行きます!」
(12歳)リリアナ(う〜ん、メリルちゃんから、離れたりしたら、大変な目に合いそうだけど、母様の望みなら、行くしかないか)
母アリア「ありがとうね、リリちゃん、そういう事だから、学校に行きましょうね」
(12歳)リリアナ(学校では、貴族の子も来るから、庶民を見下したり、いじめたりしてきそうだから、見かけたら、隠れてれば大丈夫かな)
(12歳)リリアナ「メリルちゃんと、一緒なら・・・学校に行ってみます」
母アリア「メリルちゃん、リリちゃんの事、お願いします」
花屋のメリル(お母さん、リリちゃんを私にくださいって言いたいけど、今は我慢ですね)
花屋のメリル「はい!!全力で、リリちゃんを守ってみせます!」
(12歳)リリアナ(来年入学で、学校に3年間も・・・今のスキルでは生きて帰れる自信がないです!)
(12歳)リリアナ(それも、ここから遠い学校だから寮になるはずだから、誰かと二人以上の部屋になりそう・・・貴族連中は一人部屋になってそうだし)
(12歳)リリアナ(入学前にもっとエーテルを集めておくと良さそう、使えるスキルを少しでも、多く増やしていけば、生き残れる確率が増えますからね)
(12歳)リリアナ「メリルちゃん、よろしくお願いします」
花屋のメリル「リリちゃん、学校楽しみだね」
(12歳)リリアナ(私は恐怖しかないかも)
(12歳)リリアナ「うん」
(12歳)リリアナ「私、マナが無いのだけど、授業はどうなるのかな?マナの授業は受けても意味が無いのです」
母アリア「手紙には、マナの量が少ない人達の特別授業があるみたい、それ以外はみんな一緒の授業みたいですね」
(12歳)リリアナ「そうなのですね、メリルちゃんと一緒に授業受けたいですね」
花屋のメリル「リリちゃんとずっと一緒に授業受けたいから、先生に相談してみようかな~」
(12歳)リリアナ(メリルちゃんのマナの量なら、先生達も太刀打ち出来ないから、その提案を受け入れる可能性はありそうかも)
母アリア「メリルちゃん、あまり先生達を困らせたら駄目ですよ」
花屋のメリル「そうですね、リリちゃんのお母さんの言う通りですね」
(12歳)リリアナ(学校・・・不安しかないですね)