エピソード1(脚本)
〇簡素な一人部屋
レイカ「・・・」
私は科学少女レイカ。科学少女、いわゆるリケジョである。
私の学校生活はというと・・・
〇教室
小学一年生で夏休みの科学についての作文が金賞。
小学二年生で発明。特許も取れてしまい、
あとは科学館に通い詰めるような典型的なリケジョ生活をした。
彼は私のライバル、リク。漢字は理玖とかく。
クラスメートB「理玖くん、今日もかっこいいね~」
クラスメートA「ホント、理玖はイケメンよね」
クラスメートB「Aちゃんはさ、理玖くんと付き合ったりするの?」
クラスメートA「まあね、」
クラスメートB「え〜そうなの〜!?もしかして、もう付き合ってたり・・・」
クラスメートA「ちょっとやめなさいよ~」
クラスメートA「ちょっと何よあんた!!」
クラスメートB「私の理玖に手を出すなって言うの!?」
レイカ「別に・・・そんな訳じゃないけど」
クラスメートA「もうっ何よ!理玖はあんたのものなんかじゃない!!」
レイカ「別に」
レイカ「突っかかってきたのはあなた達なんじゃないの?」
クラスメートA「はぁ~!?」
クラスメートB「もういいよ、どっかいこう!」
クラスメートA「そうね、理玖のトコ行きましょ!」
クラスメートB「理玖くんに言いつけて、仕返ししてもらおう!」
レイカ「はぁ~ほんと、嫌な奴ら!」
リク「安心しろ、レイ。少なくともあんな奴と付き合ったりしねぇーよ!」
レイカ「別に、あんたのこと好きでもないし、だいたいライバルに恋なんてしないわよ!!」
リク「そうか!」
・・・。
好きかなんて、考えたことなかった。