それは何時も突然に(脚本)
〇神殿の広間
作者「申し訳ないのだが・・・ここで世界観を軽く説明させて欲しい」
作者「え、概要に書けって?」
作者「どーせ見ないだろお前ら!」
作者「巣間内・・・と に か く 説明しよう!」
作者「時はGC(GlobalCentury)0080年、 科学は大きく発展していた.」
作者「しかし、人類の手に負えなくなる寸前まで 発展していたためGC0046に”人類の未来のための科学技術発展停止条約”」
作者「通称”サッキヤルヴィ条約”が制定された」
作者「これは普通の女子高生、呉彩子と第1世代ANDROID[ミユキ]の物語」
〇地下室
Sammy「・・・・・・起動シーケンス作動、N1からN3ケーブル異常無し。メインジェネレーター1〜6番順次起動、OSスタンバイ」
呉 彩子「ここは、何処だ?私は教室にいたはずなのだか・・・声がするが暗くて見えんな」
Sammy「キミがMasterだね?そうだろう、そうなんでしょ、そうなんだよ」
呉 彩子「ま、待ってくれ突然なんだ、誰だ、何処だ!!!」
Sammy「私は第1世代ANDROIDのSammyここに来た人がMasterと聞いている、だからこっちに来て。キミから見て左奥さ☆」
〇地下室
呉 彩子「こんなところになぜ?まず今の主要ANDROIDは一般家庭でさえ第8世代だぞ、なぜこんな旧型も旧型がいるんだ・・・」
Sammy「ふえっ?まだ第3世代とかじゃなかったALICEは?YUKIは?」
呉 彩子「たしかもう稼働機はないし博物館でもお蔵入りだとおもうが・・・あんたはいつまでの記憶があるんだ?」
Sammy「GC0071の9月24日・・・」
呉 彩子「今はGC0083の11月25日なのだが・・・随分長く記憶が無いな、あと名前を教えてもらってないぞ」
ミユキ「私は・・・sammy、ここに居た人はそう呼んでた。新しくつけてくれてもいいよ(≧∇≦)b」
呉 彩子「じゃあ・・・ミユキかな?小さい頃両親が読んでくれた本に出てきたANDROIDの名前だけど」
ミユキ「いいよ☆まずはここから出ようじゃない☆」
〇森の中
ミユキ「随分ここも景色が変わってるね。もっとひらけてたよ昔は」
呉 彩子「そんな呑気にしてる場合か?まあ何十年も経てばそうもなるさ」
ミユキ「それもそっか☆ここを真っ直ぐ行けば道路がある、朽ち果てたりしてないといいけど・・・」
呉 彩子「そうなのか、遠くにうっすらそれらしいのが見える、道が繋がっていると良いが・・・」
ミユキ「新たな情報を受信しました、更新を開始します。・・・・・・・・・更新を完了しました」
呉 彩子「さっきよりひらけたといえ更新が入るとは・・・マザースターはすごい物だなこんな旧型機でも更新するとは・・・習った以上だな」
ミユキ「情報が更新されたからナビが出来るよっ 道はまだ繋がっているみたい☆」
呉 彩子「なら良かった、よろしく頼む」
〇中東の街
呉 彩子「街にはでたな、故郷は遠そうだが・・・」
ミユキ「そういえばキミはどこの出身なの?てゆーか名前も聞いてないよ?」
呉 彩子「あ・・・ああ、私は呉 彩子出身は瑞鳳さ普通の女子高生だったはずなんだが」
ミユキ「瑞鳳かぁ・・・ユーレシアのほうだね☆ここはオニセニアの端だから長い旅になりそうだー」
呉 彩子「そうなのか、まあ君に会えたからな。なんとかなる気がしてきたさ」
ミユキ「あそこに店があるね、このままの服じゃ暑いし着換えを買おう☆」
呉 彩子「それは良いな、この服じゃどっちも周りから浮くだろうし」
〇アパレルショップ
店員「いらっしゃいませ、なにかお探しですか?」
呉 彩子「ここら辺りで流行っている服はあるか? たしか白系の色でフリルがあるのが今年のトレンドだったよな?」
ミユキ「そーみたいだね、黒も流行ってるみたいだよ☆」
店員「よく知ってますね、何着かご用意してきますね」
ミユキ「ありがとー」
呉 彩子「よろしく頼む」
呉 彩子「なるほど、これは良いんじゃないか」
ミユキ「わたしはこれで決定かな☆」
呉 彩子「私はこちらにしよう」
ミユキ「じゃあお会計して何か食べにいこー」
〇ショッピングモールのフードコート
ミユキ「この定食美味しいねー」
呉 彩子「ああ、こんな僻地で食べられるものでは上等だろう」
ミユキ「これからの予定はどうしよーか?」
呉 彩子「さっき通りで西の方に駅のある中心街があると聞いたぞ」
ミユキ「ナイスだよ、とりあえずそこへと向かうことにしよう」
呉 彩子「こうして私たちの旅は始まった・・・・・・・・・」
物置でおばあちゃんの残したガラケーと出会った今時の女子高生みたいな感覚なのかな。最古なだけに「サイコ」パスなのでは、とドキドキしながら読んでいたけど大丈夫そうでした。ミユキは第一世代だけどアップデートされるからこれから彩子のいい相棒になるかもですね。