破壊の棲む学校

バケモン

エピソード2(脚本)

破壊の棲む学校

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〇山道
海山 空宇「うひぃ・・・雨降ってきましたよ」
海山 空宇「しかし・・・まさかここまで険しい道とは思いませんでしたよ」
  僕たちが向かっている廃校は、ここらに元々あった村に建てられたものだ。
  小さな村なのに対し、大きく立派な学校で戦前からあったとか。
  だけど・・・
  ある時村の狂った若者が村の人達を虐殺するという事件が起こり・・・廃村になった。
  そして、学校は取り壊されることなく
  村の跡と共に佇んでいる。
  一部の界隈では、心霊スポットとしてそこそこ有名らしい。
  なんでも・・・村はとても寂れて、正に廃屋といった感じなのに対し、学校内はまだ充分使えるくらいに綺麗だとか。
  探索しようと中に入ろうとする若者が絶えないらしいが、帰ってきた情報は無い。
  村と学校は、深い山々に囲まれており、外部との道は、一つの吊り橋しかない。
  つまり、推理小説でよくある陸の孤島である。
  なので僕はとても嫌な予感がする。
  ・・・先生は、平気そうだが。

〇ボロボロの吊り橋
海山 空宇「ここが学校に繋がる例の吊り橋ですか・・・」
怪木矢 超介「の、ようだな」
海山 空宇「にしてもボロボロですねぇ・・・。 これ、渡れるんですかね??」
怪木矢 超介「まぁ、大丈夫だろ」
海山 空宇「えぇ・・・」
???「あら、あなたも招待されたの?」
風島 灯華「はじめまして」
海山 空宇「あ、はじめまして」
海山 空宇「あなたも招待された人ですか?」
風島 灯華「ええ、そうよ。私は風島灯華。あなた達は?」
海山 空宇「ほら、先生!挨拶!」
怪木矢 超介「あ!あぁ。はじめまして」
怪木矢 超介「私は怪木矢超介といいます。よろしくお願いします」
海山 空宇「んで、僕は先生の助手の海山です」
風島 灯華「フフ・・・。まぁ、よろしくね」
  風島さんは、そう言うと橋を渡り始めた。
海山 空宇「・・・綺麗な人でしたね!」
怪木矢 超介「ん・・・そうだな」
海山 空宇「おや、先生。なにか?」
怪木矢 超介「いやぁ、なんでもないよ」

〇黒
  ──────
  ひぃいいいいい!!!!
  先生ぇ!下見ないで!落ち着いてッ!!!

〇学校の校舎
怪木矢 超介「なんとかッッ・・・・・・・・・ はァ・・・はァ・・・・・・ 着いた・・・はァ・・・・・・ナァ!」
海山 空宇「先生そこまで高いところ苦手でしたっけ・・・」
  おそらく既に何人か来ているのであろう。
  学校には所々教室に明かりがついていた。
海山 空宇「中に入りますか」

〇学校の下駄箱

〇学校の下駄箱

〇学校の下駄箱
  入ると、大体6人程の男女が居た。
  ・・・僕の嫌な予感はどんどん大きくなってゆく。

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