クエ・エス・ラ・ジャスティーシア

Magnamu

悪夢(脚本)

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〇黒

〇黒
「・・・・・・まただ。また真っ暗な夢だ」
「何年見続けてんだろ。この真っ暗な世界しか映らない”悪夢”」
「最初見た時はなんとも思わなかったが・・・・・・何年も見続けてるとさすがにウザったい」
「まぁ、夢なんて覚めれば忘れるさ。覚めるまで待てばいい──」
「(ドガーン!)」
「!?」
「爆発音?一体どこから?」
  俺は驚いた。こんな真っ暗闇の夢から爆発音が聴こえて来たことに。俺は周りを見渡す。

〇暗い洞窟
  音の正体は後ろ側にあった。真っ暗な夢の中にポカンと空いて、霧のかかった洞窟?だった
「なんだ・・・・・・ここ」
「こんな大きな穴があったのか・・・・・・」
「(ドガーン!!)」
「この穴の奥からだ・・・・・・よし」
  俺はこの穴の先に進んだ。
  進むに連れて爆発音が強くなっていく。
  そして穴を抜けた先には──

〇荒廃した街
「・・・・・・な、なんだここは?!」
  目の前に映りこんだのは激しい炎。
  そして中世ヨーロッパ風の町だった。
「おい!何をしている!さっさと弾をこめろ!」
  銃声や爆発音と共に人の声も聴こえてきた。どうやらこの世界は戦争状態にあるようだ。
(人の声?銃声や爆発音も聴こえたってことは戦争下にあるって事か・・・・・・)
「タッタッタッ・・・・・・」
(足音?!やべ!隠れなきゃ!)
  俺は建物の路地裏へと隠れた。
???「目標確認!抜刀隊突撃ぃ!」
「オォォォォォ!!」

〇荒廃した街
「タッタッタッ──」
「なんだ・・・・・・あの人達。 中世の世界には合わない迷彩柄の服を着てたけど・・・・・・」
  中世ヨーロッパの世界に迷彩服を着た兵士がいる。実にこれは奇妙なことだが、夢の中だ。と、俺は促した。
「それにしても・・・・・・夢の中にしては妙にリアルすぎる・・・・・・」
「・・・・・・もう少し先に進んでみようかな?」
  と、俺が足を進めようとした次の瞬間

〇基地の広場(瓦礫あり)
  何者かの衝撃により爆発し、俺が身を潜めていた建物は全焼してしまった。
「な、な、な、なんだぁ?!何が起きたんだ?!」
  夢の中だからだろうか、痛みはなく、ただ、焦げ臭い匂いが広がっていた。
「・・・・・・ん?あそこに誰かいる?」
  目を堪えて見ると人影があった。もしかしたらここを爆発させた犯人かもしれない。俺は炎の中をもっと目を堪して見た。
  するとそこには──

〇基地の広場(瓦礫あり)
???「𓀡 𓁿 𓁻 𓁼 𓁉 𓃰 𓃱 𓃲 𓃟 𓃠 𓄅?」
  そこには迷彩服の兵士の首を締め付けている謎のモンスターがいた。
迷彩服を着た兵士.1「し、知るかそんな事!俺はただ〝指示通り〟に動いただけだ!そんなことは知らん!」
???「𓆉‎𓅰𓅞𓀡 ☞︎︎︎☺︎・・・・・・」

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コメント

  • 何度も繰り返し見ていた悪夢は、死後の世界を予知していた予知夢なのか、夢ではなく死後に転生するパラレルワールドの異世界なのか、それともまた別の次元なのか。中世にはそぐわない迷彩服の人たち、謎の美女など、とにかく謎だらけで続きが気になる。

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