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サプライズしに来ました(脚本)

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〇ビルの裏通り
哲斗「あ〜、あ・・・ コンビニでも行くか」
哲斗「ここ、確かあの張り紙があったとこだよな・・・」
哲斗「・・・あれ? 無い?」
哲斗「なんだぁ・・・? 雨で溶けたか?」
哲斗「あっ、なんか落ちてる」
哲斗「んー?なんか見た事ある気がするけど」
哲斗「よく分かんねーし・・・一応持っておくか」
哲斗「・・・あ、スマホが鳴ってる」
哲斗「はい、もしもし?誰?」
カルテ「こんにちはー。お電話失礼します。 私ですよ、カルテです」
哲斗「は?携帯の電話番号なんて教えてねえぞ」
カルテ「そうですよねー、私も教えられた記憶無いですもんねー」
哲斗「じゃあなんで電話してきたんだよ」
カルテ「ご自身で考えてくださーい。 家に帰れば何かわかるかもねー」
哲斗「は、はあ。 それより、また憎いヤツが居るんだよ。 中山圭介ってやつだ」
カルテ「ほーい。かしこまりましたー」
哲斗「確か、なんだ?家に帰れば分かるんだっけか」
哲斗「まあコンビニ行ってからで良いか」

〇安アパートの台所
哲斗「くっそ、雨で濡れちまった」
哲斗「タオルタオル・・・」
哲斗「あ、あれ?確かここに・・・」
哲斗「無い? そ、そんなわけ」
哲斗「確か一昨日くらいにタオル洗って昨日乾かしたから・・・ そんでここに掛けておいたはず」
哲斗「うーん・・・?」
哲斗「あ、あった。 なんでこんなとこに」
哲斗「まあいいや、風かなんかだろ」
哲斗「それにしても、やっぱあいつが携帯の電話番号を知っていたのが気になるな」
哲斗「固定電話の番号って携帯の電話番号と同じだったか?いや違うな」
哲斗「考えるほど気味悪ぃ・・・ なんか、本当にサービスを利用して大丈夫だったのか考えちゃうな」
哲斗「もし利用停止できるならそうした方が良いか?んー・・・」
  結局、利用は辞めずにまた2人犠牲者を出してしまった
  なんだか、利用する度に躊躇いが無くなっていっている気がする。
  だが、気づいたところでもうやめられない。
  人を簡単に殺せると言うのがあまりにも便利だからだ。
  そもそも、利用回数が増えるにつれてちょっと嫌なことがあっただけで利用してしまっているのだ。
  これは、経営者の罠?それとも・・・なんだ?

〇安アパートの台所
  ──翌日
哲斗「ふーっ、よく寝たよく寝た。 久しぶりにテレビでも見るか」

〇空き地

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