黄金海賊物語~外伝~「セトラの民と海賊王」

sakakun

外伝(脚本)

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〇飛空戦艦
  サカクン・クリュースの海賊船
  「キラークイーン4号」
サカクン・クリュース「良い眺めだ・・・」
  サカクンとは世界には様々な「海賊」が存在しているが・・・
  その海賊の中でも現在最強の海賊王がサカクン・クリュースなのだ
バベル・クール「クリュースよ 少女が倒れておった」
  バベルとはサカクンの相棒だ
  世の中には鷹という不思議な力が存在するがバベルは鷹の使い手である
サカクン・クリュース「乗せてあげなさい」
  そしてこの世には「神水」が存在する
  「神水」を飲めば不思議な力が使えるようになる。
  例えば炎の水を飲めば炎を出せるようになり異空間の水を飲めば異空間を作成することができる

〇部屋のベッド
サカクン・クリュース「おや、綺麗な子じゃないか」
コイン・ピチスタオ「助けてくれてありがとう!」
サカクン・クリュース「いえいえ とんでもない」
ラーシ・トゥイータ「何か頼みがあるって言ってたな 何だ?」
  ラーシは世界の秘密結社「バレット」の幹部
  訳あってサカクンと同行しているのだ
コイン・ピチスタオ「今、私の住んでる島「セトラ島」では「スイ」っていう悪い人が島を支配しようとしているの!」
コイン・ピチスタオ「私は運良く逃げれたんだけど私はセトラを救いたいの!海賊さん!力を貸して!」
ラーシ・トゥイータ「おい。がきんちょ。俺達は忙しいんだよ。いくら笑顔が可愛いからっていって助けるわけねぇだろ。うんうん」
サカクン・クリュース「いいよ ついて行ってあげる」
ラーシ・トゥイータ「ほらなだから諦めて・・・」
ラーシ・トゥイータ「えーーーーーーーーー!?」
コイン・ピチスタオ「ありがとう!海賊さん!」
ラーシ・トゥイータ「あのめんどくがりのサカクン・クリュースが!?」

〇森の中
バベル・クール「クリュースよ 盗賊だ」
サカクン・クリュース「thank you」
盗賊「おい!そこのガキ共!」
サカクン・クリュース「何か用かな?」
盗賊「金と服を置いていきな したがらなければ殺す!」
コイン・ピチスタオ「えいっ」
盗賊「ごはぁ」
サカクン・クリュース「コレは・・・ 神水か・・・?」
コイン・ピチスタオ「私ね!小さいころ「純白の水」?だったっけな?それをねスティンガーって人から貰ったの!飲んだらこんなんになっちゃって・・・」
サカクン・クリュース「バレット・スティンガー・・・」
  バレット・スティンガーは「バレット」のボスだ
サカクン・クリュース「こんな小さい子供の未来を奪いやがって・・・」
  神水を飲んだ者は例外なく死後、灰になり地獄へ落とされるのです

〇睡蓮の花園

〇湖畔の自然公園

〇ホームの端

〇草原の道
コイン・ピチスタオ「次は海に行こうか!」
バベル・クール「もおほとんど旅行じゃないか・・・」
サカクン・クリュース「海か・・・」

〇海
コイン・ピチスタオ「海だぁ」
サカクン・クリュース「コイン・・・」
コイン・ピチスタオ「ん?」
サカクン・クリュース「&&┐┘]┓⇩┬&┗⇨┬┓┐]┐]┐┼┼」

〇沖合(穴あり)
コイン・ピチスタオ「なにこれー」
サカクン・クリュース「セトラへ繋がる道さ 作ったよ」
コイン・ピチスタオ「そっか!遊んではがりいられないね!」
サカクン・クリュース「・・・」

〇河川敷
コイン・ピチスタオ「セトラだぁ」
コイン・ピチスタオ「あ、あれが「スイ」だよ! 多分、散歩してたんだ!」
サカクン・クリュース「・・・!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「異国の者か・・・」
ピッタ・ルンバ (スイ)「お前もここにきたならセトラの民だ 我が命令に従ってもらうぞ」
サカクン・クリュース「はっ 俺が貴様なんぞに負けると思うか?」
サカクン・クリュース「レビペリケダファイ!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「シュコー!」
サカクン・クリュース「私が・・・押されている・・・?」
ピッタ・ルンバ (スイ)「言っておくが私は不死身だ お前等なんぞに壊されはしない」
コイン・ピチスタオ「サカクンさん!  一時退散しよう!」

〇荒廃した教会
サカクン・クリュース「いててててててて」
コイン・ピチスタオ「強く縛りすぎちゃったかな?」
バベル・クール「いけるか?」
サカクン・クリュース「うん」
コイン・ピチスタオ「ここは私の家だったんだぁ サカクンが来る前までは!!」
サカクン・クリュース「・・・・・・・・・・・・」
コイン・ピチスタオ「私、思ったんだけどね!彼が不死身なら! 弱体化させて!記憶を消せばいいんだよ!」
バベル・クール「記憶を消すのは私の得意技だ!鷹を使えば何の問題もない!」
サカクン・クリュース「問題はあの戦闘力だ・・・どう弱体化させようか・・・」
コイン・ピチスタオ「私に考えがあるの!」
コイン・ピチスタオ「コショコショ」
「!!!」
サカクン・クリュース「そんな力があったのか・・・」
バベル・クール「これならいけるぞ! 再戦だ!」

〇草原の道
コイン・ピチスタオ「準備はOK?」
サカクン・クリュース「その前に1つだけ・・・」
サカクン・クリュース「この作戦を決行したら私は死ぬかもしれない」
サカクン・クリュース「その前に伝えておきたい」
サカクン・クリュース「君が好きだ!」
サカクン・クリュース「俺のような何人もの人を殺めてきた俺が女神のよう君を好きになるのはおかしいかもだけど・・・」
サカクン・クリュース「ここに来るまでで分かった 俺は君が好きなんだ」
コイン・ピチスタオ「うっふふ ありがとう!サカクンさん!」
サカクン・クリュース「ありがとうか・・・」
サカクン・クリュース「行こう!セトラを救いに!」

〇河川敷
ピッタ・ルンバ (スイ)「どこに行っていた」
サカクン・クリュース「五月蝿い」
サカクン・クリュース「まずは拘束からだ!!!!!!!!!!!!!!」
サカクン・クリュース「はっ!」
サカクン・クリュース(地獄眼開眼)「地獄眼!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「ほう」
ピッタ・ルンバ (スイ)「私に傷を付けたか コレが『闇の水』の力・・・ 地獄眼の開眼は恐ろしいな」
サカクン・クリュース(地獄眼開眼)「王道技!『ダークネスファイアー』!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「サカクンの十八番『ダークネスファイアー』か・・・ 恐ろしいな」
ピッタ・ルンバ (スイ)「『ブリキの一閃』」
サカクン・クリュース(地獄眼開眼)「ムン!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「かき消した!?」
サカクン・クリュース(地獄眼開眼)(俺が弱いフリをしいきなり力を解放したらビックリし俺の方が強いとおもわせる作戦成功だ!)
作者「我ながら変な作戦名だなぁ ヤシマ作戦にすればよかった・・・」
サカクン・クリュース(地獄眼開眼)「『鷹』 拘束!」
サカクン・クリュース「縛ったぞ!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「ならばぁ! この島ごと!消えてなくなれ!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「ガッハっハ! このエネルギー波がお前達に止められるか!?」
コイン・ピチスタオ「私の出番だね!」
サカクン・クリュース「頼んだぞ!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「お前達に何ができる!?」
コイン・ピチスタオ「言い忘れてたけど・・・」
コイン・ピチスタオ「実はさっき言った『純白の水最終奥義オッヒブク』は命と引き換えた技なの!」
サカクン・クリュース「は?」
サカクン・クリュース「ちょっと待て!」
コイン・ピチスタオ「待てないよ もうエネルギー波はすぐそこまできてるんだから」
コイン・ピチスタオ「サカクンさん!ありがとね!大好きだよ!」
  コインの体が灰のように崩れていっている
コイン・ピチスタオ「ア・・・リガ・・・ト・・・ウ」
サカクン・クリュース「コイン・・・」
バベル・クール「くっそ!記憶よ!なくなぁれ!」
ピッタ・ルンバ (スイ)「あれ?ここは?わいはロコリン島にいたはずやぞ・・・?」
  スタスタスタ
サカクン・クリュース「ヴゥ・・・」
  コインの灰が完全に消え去った時、その場所に『純白の水』が置かれていた
  水者(神水を飲んだ者)は死語、灰になりその場所に死んだ者が飲んだ神水が置かれるのだ
  ゴクッ
サカクン・クリュース「これでコインはずっと私の中に残る・・・」

〇地下室
コイン・ピチスタオ「サカクンさん!大好きだよ!」

コメント

  • いきなり作者さんの声が入るメタ展開にびっくり。コインは最初から故郷に自分の命を捧げる気で戻って来たのかな。サカクンもやっと心を許せる相手を見つけたのに切ないですね。それにしても名字がピスタチオってかわいいなあ。

  • 二人が相思相愛であることがわかった瞬間がなんだか切なくなりました。
    短編では書ききれない事もいっぱいあったかと思いますが、もっと二人の詳細もわかるといいなぁ。

  • 面白かったです。本編を読まなくてもストーリーが良く分かりました。

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