世界の裏側の僕ら

レシヲ

エピソード2 「入学式」(脚本)

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〇黒
  時間が経つのは一瞬で
  この世界に来て
  もう3日も経ってしまった
「起きてくださーい!」

〇可愛らしい部屋
カヨ「おーい!」
カヨ「遅刻しちゃいますよー!」
響「うんん・・・」
響「はぅっ!!」
カヨ「さあ 今日は入学式ですよ! 着替えてご飯食べましょう!」
カヨ「それより・・・」
カヨ「すごい部屋が可愛くなってますね!」
響「昨日一日中いじってたからね! 頑張ったよ♪」
カヨ「じゃっ 着替えてから来てくださいね」
響「分かった!」

〇おしゃれなリビングダイニング
響「おまたせっ」
カヨ「やっぱり 制服似合いますね〜」
カヨ「さっ ご飯できましたよ♪」
響「う・・・」
響「そ、そういえばリウは? まだ来てないけど・・・」
カヨ「まだ起きてないんですかね・・・」
リウ「おはよう!!」
響「遅いよ〜リウ」
カヨ「制服 似合ってますよ!」
カヨ「二人とも さあ、召し上がれ♫」
「お、おう・・・」
「いただきます・・・」

〇黒
「ゔぁぁぁっっ」
カヨ「二人ともどうしたんですか? 食べ終わったら準備しましょう!」
カヨ「二人とも!?」

〇並木道
カヨ「うぅぅ・・・ ごめんなさい わたしの料理で・・・」
響「もう大丈夫だから そんな謝んなくていいって・・・」
カヨ「ぐすん」
リウ「そうだよ 大丈夫だって」
リウ「ほら! 学校あったぞ!」

〇華やかな寮
リウ「でっけ〜」
響「めっちゃきれい〜!」
カヨ「ついに来ましたね 異種混合学園! わたしたちは1組だそうですよ!」
響「異種こん・・・?」
リウ「なんか格闘技みたいだよな!」
カヨ「すいません、いい忘れてました」
カヨ「ここは 異なる種族が集まる学校」
カヨ「異種混合学園です!」
響「種族・・・?」
リウ「まあ 行けばわかるよ!」
  新入生の方はこちらに来てくださーぃ
カヨ「行きましょう!」

〇体育館の舞台
  只今より
  異種混合学園
  入学式を始めます
  校長の挨拶です
ディデル「新入生の皆さんこんにちは 校長のディデルです」
  ここ、異種混合学園は
  様々な地方から種族を問わずに
  たくさんの学生が暮らしています
  この学園の中で
  様々な意見とぶつかり合い
  仲間とともに高め合い
  自由に伸び伸びと成長していく
  そんな姿が見られることを
  楽しみにしています
  君達は
  この3年間で何を学び
  何を得ることができるかな?
ディデル「さあ 長ったらしい話は嫌いです」
ディデル「期待していますよ」
  校長先生ありがとうございました
  新入生の退場です
  各教室へ戻ってください

〇教室
カヨ「入学式 無事に終わってよかったですね」
リウ「3人共同じクラスとか 奇跡だな!」
響「2人と離れたらどうしようかと思ったよ」
  おら
  全員席つけー!

〇教室の教壇
ナミ「お前らの担任のナミだ! よろしくな!」
コウ「僕は副担任のコウです・・・ よろしく・・・」
ナミ「あたしも校長と同じく細かい話は嫌いだ だから自己紹介はこれくらいにしよう」
コウ「校長先生とは少し違うような・・・」
ナミ「ということでお前ら! 一人ずつ前出て自己紹介だ!」
ナミ「じゃあ出席番号順な」

次のエピソード:エピソード3 「自己紹介」

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