ハーブの町

結城

エピソード4(脚本)

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〇洋館の廊下
みさき(お、いたいた)
みさき「ローリエ!」
ローリエ「!?」
ローリエ「みさき♪ どうしたんですかぁ?」
みさき「パジャマパーティーしよう!!」
ローリエ「パジャマ・・・パーティー・・・・・・?」
みさき「そう!」
みさき(パジャマパーティー・・・ 私、友達とやってみたかったんだよなぁ)
みさき(お互いのことを知るいい機会になりそうだし、我ながらいい考えかも)
みさき「夜にローリエの部屋に行っても大丈夫?」
みさき「それか私のところでも・・・」
ローリエ「それじゃあ私の部屋にどうぞ♪」
ローリエ「とっても楽しみです!!」
みさき(喜んでくれてる・・・ よかった)

〇貴族の部屋
みさき「おじゃましまーす・・・」
ローリエ「いらっしゃいませぇ♪」
みさき「ローリエすごく楽しそうだね」
ローリエ「もちろんですぅ」
ローリエ「パジャマパーティーなんて初めてですから!」
みさき「それはよかった」
ローリエ「ところでパジャマパーティーって何をするんですかぁ?」
みさき「あ・・・」
みさき(全然考えてなかった・・・)
みさき(ここは正直に言おう・・・)
みさき「あのさ、」
ローリエ「どうしたんですかぁ?」
みさき「実は私もパジャマパーティー初めてで・・・」
みさき「何したらいいかわかってないんだ・・・」
ローリエ「じゃあ私とお揃いですねぇ♪」
みさき「えっと・・・多分だけど質問とかしあうんだと思うけど」
ローリエ「じゃあ、みさきの好きな食べ物は何ですかぁ?」
みさき「私はエビフライが好き、かな」
ローリエ「私も好きですぅ♪」
みさき「ローリエの好きな食べ物は?」
ローリエ「シュークリームです♪」
ローリエ「昔、エルダーが作ってくれたシュークリームがとっても美味しくてずっと大好きなんですぅ」
みさき「シュークリームか・・・私も好きだな」
みさき(エルダーさんか・・・あの人何でもできそうだしかっこいいよなぁ)
みさき(好き、だったりするのかな・・・)
ローリエ「?」
みさき「ローリエって好き人いる・・・?」
みさき「例えばエルダーさんとか・・・・・・」
ローリエ「エルダーですかぁ? もちろん好きですよ♪」
みさき「それって・・・」
ローリエ「レンアイじゃないですよぉ」
ローリエ「それにお姉様やオレガノ、このお城・・・町の人のことが好きですぅ」
みさき「そっか」
ローリエ「それと、みさきのことが大好きです♪」
みさき「・・・ありがとう」
みさき「私もだよ」
  楽しい夜はふけていった

〇城の回廊
エルダー「はぁ・・・」
オレガノ「お疲れのようですね」
エルダー「!?」
エルダー「オレガノ・・・貴方でしたか」
オレガノ「気づかなかったということは何か悩み事でも?」
エルダー「そういう訳では」
エルダー「・・・いえ、悩み事ですかね」
オレガノ「珍しいですね」
オレガノ「それでその内容は?」
エルダー「・・・」
オレガノ「・・・」
エルダー「私はローリエ様に厳しくし過ぎたのでしょうか」
オレガノ「と言うと?」
エルダー「ローリエ様の今の笑顔は表面的なものになっていたのだと、みさき様が来てから気づきました」
エルダー「昔は・・・」
エルダー「・・・」
エルダー「少し話し過ぎましたね」
エルダー「それでは」
オレガノ「確かに幼い頃の姫様とは変わりました」
エルダー「・・・」
オレガノ「そしてそれをまた変えるのがみさき様なのではないでしょうか」
オレガノ「貴方も姫様ともう一度、真っ直ぐ向き合ってみたらどうですか?」
エルダー「真っ直ぐ向き合う・・・か」

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