日の光も届かぬこの街で

皐月堂

episode1〜再会〜(脚本)

日の光も届かぬこの街で

皐月堂

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〇シックなバー
  Bar〜jewelry〜にて
ガーネット「はぁ、、、」
ガーネット「武(たける)さん、、遅い、、、」
ガーネット「ゴクゴクッ・・・」
  カランコロン
皐月 武「いやぁ、、、遅くなってすまないねぇ」
ガーネット「1時間の遅刻ですが?」
皐月 武「仕方ないだろう? 仕事が長引いちゃったんだからさ〜」
ガーネット「それは、、、仕方ないですけど、、、」
皐月 武「まぁまぁ、1杯奢るからさ」
ガーネット「はぁ、、、 じゃあ許します」
皐月 武「お!! ありがとう」
ガーネット「本題に入りますが、今回の依頼はなんですか?」
皐月 武「あ〜そうだったね」
皐月 武「忘れかけてたよ〜」
ガーネット「しっかりしてください」
皐月 武「いやぁ〜ごめんごめん」
皐月 武「じゃあ今回の依頼について話すね」
皐月 武「アニマルズって知ってるかい?」
ガーネット「はい・・・ 最近凶暴化してきているギャングですよね?」
皐月 武「そうそう そのギャング達がどうやら女の子達を使って売春を行っているそうなんだ」
ガーネット「売春!?」
皐月 武「あぁ・・・ しかもだいぶ残虐的な手口だそうだ」
ガーネット「許せない・・・」
皐月 武「そこで君にそのギャング達から女の子達を救って欲しいんだ」
ガーネット「えぇ・・・ もちろん引き受けます」
皐月 武「君ならそう言ってくれると思っていたよ」
皐月 武「細かい情報はあいつに聞いてくれ 既に調べるように言ってあるから」
ガーネット「了解しました」
皐月 武「じゃ、健闘を祈るよ」
皐月 武「後・・・はい これ」
  ゴトッ
皐月 武「銃直しておいたからさ 次からは気をつけるんだよ?」
ガーネット「すいません・・・ ありがとうございます」
皐月 武「じゃあ僕はこれで」
ガーネット「アニマルズか・・・ 絶対に許さない」
ガーネット「ん? というか・・・」
ガーネット「お酒代貰ってない!!」
ガーネット「もう・・・ こういところ抜けてるからなぁ〜」
ガーネット「ゴクゴクッ・・・」
ガーネット「行きますか・・・」
ガーネット「マスターご馳走様」
  スッ...
マスター「またのお越しをお待ちしております」
  スタスタ
  カランコロン

〇怪しげな部屋
  スタスタ
ガーネット「えーと ここね」
ガーネット「私よ 武さんに言われて来たわ」
虹日菜「おね〜ちゃん!!」
  ギュッ
ガーネット「虹日菜(こひな)!!」
虹日菜「ぎゅ〜♡」
ガーネット「もう・・・ビックリするでしょ」
虹日菜「だって〜お姉ちゃんのこと好きなんだもん」
ガーネット「はぁ・・・」
ガーネット「苦しいわ もうそろそろ離して」
虹日菜「え〜」
ガーネット「え〜 じゃない」
ガーネット「離して」
虹日菜「でも〜まだお姉ちゃんにギューってしてたいんだもん」
ガーネット「また後でハグしてあげるから」
虹日菜「ほんとに!?」
ガーネット「えぇ・・・ ちゃんと仕事してくれたらね」
虹日菜「やった〜 お姉ちゃん大好き〜♡」
ガーネット「わ、わかったから は、離してほしい・・・わ」
  スッ・・・
ガーネット「ところで武さんから話しは聞いているわよね?」
虹日菜「もっちろん!! ちゃんと調べておいたよ〜」
ガーネット「さすがね」
ガーネット「それで? 詳しく教えて欲しいのだけれども」
虹日菜「うん!! オッケー」
虹日菜「今回のターゲットがアニマルズってことは知ってるよね?」
ガーネット「えぇ・・・」
虹日菜「そのアニマルズってギャングかなり色々やってるみたいだよ」
ガーネット「色々? 例えばどんなことをしてるの?」
虹日菜「ん〜とね」
  カタカタ
虹日菜「今わかってるのだと薬物や武器の売買、売春、恐喝、窃盗、暴行 極めつけは・・・」
虹日菜「殺人もしてるみたい」
ガーネット「殺人!?」
虹日菜「うん・・・」
ガーネット「取り敢えずなんでもやるクズの集団ってことはわかったわ」
ガーネット「それで? そいつらのアジトは?」
虹日菜「どうやら「ピッチ・ブラック・シティ」にあるビリヤード場を拠点にしてるみたい」
ガーネット「やはりその街にいるのね」
ガーネット「わかったわ」
ガーネット「人数はどれくらいいるかわかる?」
虹日菜「いや、ハッキリとした人数はわからなかったよ」
ガーネット「そう・・・ わかったわ」
ガーネット「情報ありがとう」
虹日菜「うん!! これくらいどうってことないよ」
ガーネット「頼りにしてるわ」
  ギュッ
虹日菜「お、お姉ちゃん!?」
ガーネット「ふふっ・・・ ギュー」
虹日菜「えへへ〜♡ ギュー♡」
ガーネット「そろそろ行くわね」
虹日菜「うん!! 気をつけてね〜」
ガーネット「えぇ・・・ もちろんよ」
  スタスタ
ガーネット「やりますか・・・」
  スタスタ

〇ビリヤード場
  ブーン
  キキーッ
  ガチャ
  バタンッ
ガーネット「ここね・・・」
ガーネット「行くわよ」
  スタスタ
  ガチャ
ギャングA「あ?」
ギャングA「てめぇ誰だ」
ガーネット「あなた達を掃除しに来た者だけど?」
ギャングA「なんだと・・・」
ギャングA「てめぇ・・・ 女だからって舐めやがって」
ギャングA「俺達は容赦しねぇぞ!!」
ガーネット「弱い奴ほど口が達者だな」
ギャングA「おい!! お前らやっちまえ!!」
ギャングB「おう!! やっちまえ!!」
ギャングC「女だからって容赦すんなよ!!」
ギャングD「こいつもアイツらと同じ目にあわせてやれ!!」
ガーネット「よく吠えるものだ・・・」
  スタッ
  スッ・・・
  カチャ
  パァンッパァンッ
ギャングB「うっ!?」
ギャングC「なにっ!? グハッ!!」
ギャングD「クソがっ!! スッ・・・」
ガーネット「遅いな・・・」
  パァンッ
ギャングD「ガハッ」
ギャングA「お、おい!! てめぇら何やってやがる!!」
ガーネット「後はお前1人のようだが?」
ギャングA「クソっ こうなったら・・・」
ギャングA「お、おい いいのか?」
ガーネット「何がだ?」
ギャングA「アイツらがどうなっても」
  ジー
ガーネット「あ、あれは!!」
ギャングA「ヘヘッ どうだよ」
ギャングA「いいのか? どうなっても?」
少女A「ここ何処? 助けて・・・暗いよ怖いよ・・・」
少女B「ママー!!パパー!! 怖いよー!!帰りたいよー!!」
少女C「グスッグスッ お家に・・・帰りたい・・・よ・・・」
ガーネット「貴様・・・ どこまでクズなんだ」
ギャングA「ハハッ やだな〜クズって言われると」
ギャングA「これで形勢逆転だな? さぁどうする?」
ガーネット「クソが・・・」
  カチャ
  パァンッ
ギャングA「グハッ」
ギャングA「だ、誰だ!!」
ガーネット「ち、千晶(ちあき)!!」
千晶「久しぶりだね」
ガーネット「さすがの腕前ね」
ギャングA「1人増えやがって・・・ ガハッ」
千晶「おやおや その怪我だったらもう長くは生きられないな」
ギャングA「う、うるせぇ ゼーハー」
ガーネット「さぁ女の子達の居場所を吐きなさい」
ギャングA「ゼーハー ハハッ 教えてもいいがもう助からないぜ」
千晶「何故だ?」
ギャングA「そいつらは俺の仲間がもう時期別の場所に連れていくからな」
「なんだと!?」
ギャングA「ハハッ 残念だったな」
???「あら あなたは随分仲間を信じてるのね」
ギャングA「あ? 今度はどこのどいつだ?」
  カツカツ
紫央里「随分と自分達の力に自信があるのね」
「紫央里(しおり)さん!?」
ギャングA「次から次にどんどん出てきやがって・・・ カハッ」
  カツカツ
紫央里「あなた達の思惑はもう知ってたのよ」
紫央里「だからもう女の子達はとっくに無事なの」
ギャングA「クソっ 何故だ」
紫央里「うちの優秀なハッカーのお陰かな?」
虹日菜「わ〜い!! 紫央里さんに褒めて貰えた〜」
虹日菜「あなた達の今までの行動パターンを分析してみた結果だよ〜」
ギャングA「クソっ こんなガキに・・・手のひらで転がされていたなんて・・・グハッ」
紫央里「まぁ そういうこと♡」
ガーネット「2人とも・・・ありがとうございます」
「どういたしまして」
ガーネット「さぁ・・・ もう言い残すことは無いな」
ギャングA「ま、待ってくれ!!」
ガーネット「待たない」
  カチャ
  パァンッ
ギャングA「ガハッ」
  バタンッ
ガーネット「ふぅ・・・」
ガーネット「皆さん本当に助かりました」
ガーネット「ありがとうございます」
紫央里「なんてことないわよ」
千晶「まぁ 久しぶりに楽しめたよ」
虹日菜「お姉ちゃん達の役に立ててよかった〜」
ガーネット「ところで女の子達はどこに行ったんですか?」
紫央里「全員一応病院に私の彼女が連れてったわよ」
ガーネット「ありがとうございます」
紫央里「ちゃんとした検査結果出たら連絡が来ると思うわ」
ガーネット「了解です」
ガーネット「さてこの場所はどうしましょうか?」
千晶「既に掃除屋は呼んであるよ」
ガーネット「ありがとう」
ガーネット「じゃあ・・・」
ガーネット「帰ろっか」
「帰ろう!!」
  スタスタ
  ガチャ
  バタンッ
  ブーン

〇大きい病院の廊下
  ──ポラリス医院にて──
紫央里「えっと・・・あの子は・・・」
涼寧「お待ちしてました」
紫央里「涼寧(すずね)!!」
紫央里「検査お疲れ様〜」
ガーネット「お疲れ様です」
涼寧「2人ともありがとうございます」
涼寧「早速ですが検査結果をお伝えしますね」
涼寧「保護した女の子達の体には痣や鬱血跡がありましたが、幸いにも命に関わるようなことにはなっていませんでした」
紫央里「よかった〜」
ガーネット「一先ず安心しました」
涼寧「今は全員大事をとってベットで寝ています」
紫央里「わかったわ」
ガーネット「了解です」
涼寧「報告は以上ですかね」
紫央里「ん〜」
涼寧「どうかしましたか?」
紫央里「本当に私の自慢の彼女ちゃんね〜♡」
紫央里「ギュー」
涼寧「し、紫央里さん!?」
紫央里「いつもありがとう♡」
涼寧「あ、ありがとうございます」

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コメント

  • 女性だけの悪人清掃屋チームってかっこいいなあ。おまけに美女揃いで。何気に虹日菜ちゃんの活躍ぶりがすごかった。チームのハイテク担当が最年少というのがまたいいですね。

  • 女の子達の優しさやたくましさ、愛おしさがすごくよく伝わってきました。各場面の描写がとても明確で、配分もよく、どんどん読み進められました。

  • はじめて拝読いたしました🤗
    終盤のヒロイン達の登場がカッコ良くて痺れちゃいました👏
    どんなドラマが展開されるのか、今後が楽しみです😆

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