歴史のif_最終話

おば3は見ていた

エピソード1(脚本)

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〇温泉街
たいき「じゃあ、オッサンはどっかで休んでなよ」
山伏「御用のある時はお呼びください」
ゆうま「オッケー」
  ゆうまとたいきは叡山電車で、比叡山に行くと、過去の記録を調べてもらい、山伏封印のいきさつを知った

〇丘の上
たいき「京都の街っていうのは本当に碁盤の目のようだな」
ゆうま「お申込みしたけどさ、3万楽取られたぜ。うどん1杯が50楽なのに、3万楽って、どういう価値だ?」
たいき「まあ、いいじゃねえか。元はといえば、恵んでもらった金だしな」
ゆうま「まあ、そうだけどさ・・・まあ、いいか」
  2人はまた京都の町に戻った。ブラブラと寺社を巡りながら、チラチラと時計を気にしていた

〇原っぱ
ゆうま「そろそろ時間だな」
たいき「呼ぶか・・・オッサン!」
山伏「なんでしょう?お腹が減りましたか?」
ゆうま「いや、ちょっとそこに立ってて。ムービー取るから」
  ゆうまが山伏の前に立ち、後ろにたいきが立つ。時計を見ていたたいきがうなづいた。
  2人はカバンから鏡を出し、比叡山からの一筋の光をたいきが受けて、合わせ鏡で山伏を包んだ。
山伏「ぐぬぬぬぬ・・・何を、しおった!」
ゆうま「悪いね。また封印することにしたよ。壺の中の生活に戻ってくれる?」
山伏「おのれ・・・散々利用するだけ利用してから、この仕打ち!」
たいき「それは、悪いと思ってる。本当にごめん。ただ、オッサンは存在してはまずいんだよ」
山伏「なぜじゃあ!」
ゆうま「人間が欲深いのがいけないんだけど、オッサンにそれを止める倫理観が備わってないからかな」
たいき「師匠を殺したんだって?」
山伏「ああ、そうさ!わしに奥義を教えぬとぬかしやがったからだ!」
ゆうま「比叡山の記録に残っていたよ。オッサンの師匠が、比叡山の大阿闍梨に封印をお願いしたって」
たいき「師匠はもう、年を取りすぎて、弟子にかなわないからって」
山伏「ふん!あのクソ爺め!」
ゆうま「オッサンが知りたがってた奥義ってさ、時空旅行をして、この世を平和にする事みたいだよ」
山伏「なにを?」
たいき「官兵衛さんがやったことだね。オッサンには性格的にその素質がないから、奥義は教えてもらえなかったんだよ」
ゆうま「山伏修行の中で、心も修練されるはずなんだけど、オッサンの欲の深さは尋常じゃなかったんだね」
山伏「くそお!そんな事が奥義だと?」
ゆうま「そんな事なんかじゃないよ。大事な事なんだ。それが、オッサンには分からない」
山伏「ぬおおおお」
たいき「じゃあ、比叡山で壺が待ってるから」
ゆうま「ありがとうね」
  山伏は比叡山からの一筋の光に吸い込まれるように、ヒューと消えていってしまった
ゆうま「今度は、比叡山の寺の中で保存してもらうんだから、漏れ出たりはしないだろう」
たいき「居ると便利だったんだけどな~」
  たいきはゆうまに睨まれてイソイソと鏡をバッグにしまった
たいき「なあ、官兵衛さんに見せたノートなんて書いてあったの?」
ゆうま「え?山伏はまた封印するから、もう使わないようにって。お前見てなかったの?」
たいき「いや~、お前の個性的な字をさかさから読める自信はなかったからさ」
ゆうま「うるせえ。親父に、神職に着く前に、字をなんとかしろって言われてるの知ってんだろ?」
たいき「うちの親父は、大学が最後の自由時間だから、悔いが残らないように遊んで来いしか言わねえよ(笑)」
ゆうま「お前の親父さんらしいな(笑)」
たいき「さて、俺らは新しい歴史を勉強し直さなきゃな。推しを探すのが楽しみだよ」
ゆうま「推しはもう、決まってるよ(笑)」
「黒田官兵衛!」

コメント

  • 倫理観の欠如した山伏が鏡で無事に比叡山に封印されてめでたし。なんだかほっとしました。今度の推しが黒田官兵衛とは!満を持してそう来たか、という感じですね。

  • よく山伏のおっさんが、【ちっ】って舌打ちうっていたのって、やっぱり彼の性格のあらわれだったんのかなあ。でも、二人の旅のお供にはなかなかよかったのに! とっても興味深いシリーズでした。

  • この壮大で愉快な妄想ワールドが、いったいどのように帰結するのか気になっていましたが、お見事なラストですね!この2人なら、新しい世界のことも柔軟に受け入れそうですよね!

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