愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第63話 屈辱の敗北感③(脚本)

愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

今すぐ読む

愛天使世紀 ウェディングアップル
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇森の中
  悪神たちの攻撃に倒れた愛天使たち。
苗場桜「・・・・・・」
苗場桜「・・・!」
  目を覚ました桜は、
  大樹の根元に光る何かを見つけた。
苗場桜「これって・・・」

〇森の中
  ビーモン率いる悪神たちは
  上空から倒れた愛天使を見下ろしている。
バビルン「あああ・・・」
  バビルンは木陰から悪神たちを見つめるが、どうすることもできない。

〇空
ビーモン「邪魔者は死ね!」
  ビーモンは最後の一撃を与えるために、
  愛天使たちに手をかざす。
  ──その直後。森全体に閃光が輝いた。
ビーモン「なに!?」
  光が収まると、
  愛天使たちの姿は消えていた。
ダーブラック「どういうことだ?」
「・・・・・・」
悪神クローバー「・・・・・・」

〇岩穴の出口
  洞窟の中に聖なる光が輝く。
  聖なる光が薄れると、
  倒れた愛天使たちとバビルンが現れた。
苗場桜「ここは・・・?」
武笠蘭「悪神達は!?」
  洞窟の奥には、
  巨大な翼の像が輝いている。
  そして、像の中に人影が浮かんだ。
女神「案ずるには及びません」
霧乃あやめ「あなたは・・・!」
女神「ここは悪神たちに 気づかれない安全な場所です」
女神「まずはそれぞれの傷を癒すのです」

〇ライブハウスのステージ
  ♪人は心にPassion
  なまけ暮らしは捨てろ
  歌を聞いた観客席たちが、
  黒いオーラに包まれていく。
布瀬川ショウ「ジンのダミー人形、 それなりに演奏してやがるぜ」
大門ダイキ「愛天使、これでどうだ。出て来い!」
  ♪愚痴をつぶやくならば
  生命(いのち)消し去れ
  Go for death
大門ダイキ「兄さん、いつもみたいに 情熱的な歌じゃないね」
大門トウヤ「・・・・・・」
大門ダイキ「ベーザイ様と 悪神クローバーのことが気になるの?」
大門トウヤ「うるさい、余計な詮索をするな」
大門トウヤ「愛天使、なぜ止めに出て来ない?」
布瀬川ショウ「やつら怖じ気づきやがったんだ」
海老原カイ「戦いから逃げるか。卑怯者は醜い」

〇岩穴の出口
朝陽林檎「これから私達、どうしたらいいの?」
朝陽林檎「優斗さんまで悪神のまま・・・」
朝陽林檎「これ以上、戦っても勝てないよ」
雪代椿「・・・・・・」

〇空
エビーダ「いかなる愛も、すべて不毛だ」

〇岩穴の出口
雪代椿「愛を思う心は負けたのですわ・・・」
苗場桜「もう何をやっても無駄かも・・・」
武笠蘭「そんなことないよ」
武笠蘭「あの時のことを思い出すんだ」
朝陽林檎「あの時・・・?」
武笠蘭「ビーモンに黒闇ホールに 落されたことがあっただろう」
武笠蘭「あの時、心を壊して死にかけていた私を 林檎と椿さんが救ってくれた」

〇洞窟の深部
朝陽林檎「蘭! 私、いつも傍にいるから・・・」

〇岩穴の出口
武笠蘭「桜ちゃんだってそうだよ」
苗場桜「・・・・・・」

〇洞窟の深部
朝陽林檎「桜ちゃん、あなたは孤独なんかじゃない。みんなから愛されてるよ」
苗場桜「みんな・・・」

〇岩穴の出口
苗場桜「あの時、みんなが抱きしめてくれた」
雪代椿「そうですわ。わたくしだって・・・」

〇薄暗い谷底
雪代椿「私をわかってくれる人など誰もいない」
朝陽林檎「私、信じてる。 椿さんをわかってくれる人は必ずいると」
朝陽林檎「私だっているじゃない」

〇岩穴の出口

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第64話 悪魔の血を持つ男たち①

コメント

  • パワーアップフラグ来たーー!!

成分キーワード

ページTOPへ