愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第57話 財前麗子、登場!③(脚本)

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〇結婚式場前の広場
  チャペルから飛び出した林檎は、式場内の広場にやってきた。
朝陽林檎「優斗さん・・・」

〇黒
財前麗子「わからない? 貴女、彼の夢の邪魔になっているのよ」
財前麗子「わかったなら、彼に近付かないで。 もう二度と。いいわね」

〇結婚式場前の広場
朝陽林檎「私はもう、優斗さんのそばにいちゃいけないんだ」
  林檎は思わずキーホルダーを投げ捨てようと、腕を振り上げた。
  しかし、振り上げた腕をそっと下ろす。
朝陽林檎「私、優斗さんの邪魔になりたくないのに・・・」
???「グオオォ~~!」
朝陽林檎「えっ。魔霊・・・?」
魔霊「シネェエ!」
朝陽林檎「・・・!?」
  魔霊が鉤爪を振りかざして襲いかかる。
  林檎は咄嗟に攻撃をかわして、変身ポーズを構えた。

〇水玉2
朝陽林檎「マニフェステイション・オブ・ラブリィ・エンジェル・アップル!」

〇教会の中
  チャペルにいる麗子は、広場で戦うアップルと魔霊の姿を眺めていた。
財前麗子「あれは・・・愛天使か」
黒岩優斗「ここは危険です! 逃げてください」
財前麗子「貴方はどうするの?」
黒岩優斗「やらなきゃいけないことがありますので。・・・失礼します!」
財前麗子「・・・ちょうど良い。 お前の力、見物させてもらおう」

〇結婚式場前の広場
アップル「リボン・シャワー!」
魔霊「グオオオ~~ッ!」
アップル「うそ。全然効いていない!?」
魔霊「グオオオゥッ!」
アップル「うぅ、なんてパワーなの!」
魔霊「グオオ! トドメ!」
アップル「!?」
  ガキン!
聖クローバー「アップル、大丈夫か!?」
聖クローバー「この魔霊、すごい馬鹿力だな」
アップル「・・・クローバーさん、なんで来たんですか! お仕事は──」
聖クローバー「そんなこと言ってる場合か!」
アップル「私、1人で戦えます。クローバーさんはチャペルに戻ってください!」
聖クローバー「冷静になれ!」
魔霊「グオオオオ~~ッ!」
  体勢を立て直した魔霊が、再びアップルに向かって突進した。
聖クローバー「クローバー・バインド!」
魔霊「グオオ!?」
聖クローバー「アップル。君、何か変だぞ」
アップル「私、これ以上貴方の邪魔をしたくないんですっ」
聖クローバー「? どういう意味だ」
アップル「貴方はいなくなるから。 だから私がしっかり魔霊と戦わなくちゃ」
聖クローバー「お前、何を言ってるんだ」
アップル「だから、貴方が安心してFRENZYに専念できるように──」
聖クローバー「いや。俺はFRENZYにはならないよ」
アップル「・・・え?」
聖クローバー「言葉のとおりだ。 俺は麗子さんのところにはいかない」
魔霊「グオオオオ~~ッ!」
  魔霊が雄たけびを上げて、アップルたちに突進する。
聖クローバー「馬鹿力め・・・。 2人で奴を倒すぞ、アップル」
アップル「は、はいっ。ア・ブライズ・チェンジ・オブ・コスチューム!」
アップル「この世界を悪に染める、魔霊の野望は許せない!」
アップル「このウェディングアップルと」
聖クローバー「聖クローバーが」
「不滅の愛を教えてあげるわ(やろう)!」

〇結婚式場前の広場

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