愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第51話 アイリスを継ぐもの③(脚本)

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〇冬
霧乃あやめ「マニフェステイション・オブ・ホープ・エンジェル・アイリス!」

〇結婚式場前の広場
「ウェディング、アイリス!!」
オーキッド「着物だ。かっこいい!」
アイリス「私も、愛天使!?」
ジュロー「なんと! 愛天使の正体も分かるとは。 今日の俺は怖いくらいついている」
水魔霊「こっちの新人はわ~たくしにお任せを」
水魔霊「お前にも罪の一つや二つあるだろう。 暴露してしまえー!!」
アイリス「あなたは、私の家族に憑りついて・・・許せない!」
アイリス「必殺、愛の三三九度!」
水魔霊「ぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」
オーキッド「凄い、一撃で!?」
ジュロー「ふん、魔霊が一人消えた所で問題ない!」
ジュロー「お前たち全員ぶっ倒して、ベーザイ様に認めて貰う!」
アイリス「認めて貰う? 認めて欲しいということは、その人に愛されたいということ」
アイリス「心の奥底では愛を望んでいるんだわ」
ジュロー「愛? 違う! そんな不確かな物、俺が信じるわけない!」
アイリス「人は誰しも愛し、愛されたい」
アイリス「このウェディングアイリスが、その不確かな物を信じさせてあげるわ!」

〇冬
アイリス「お色直し! ア・ブライズ・チェンジ・オブ・コスチューム!」

〇結婚式場前の広場
オーキッド「戦闘服もかっこいい!」
アイリス「か弱き乙女を傷つけ、私の大切な家族を危険な目に晒すなんて・・・」
アイリス「シュクデン・フラッシュ!」
ジュロー「ぐわぁぁっ! 何だこれは!?」
アイリス「あなたの中にある愛を映せ!」

〇荒廃した市街地
ジン「お母さん? お母さーん!!!」
ジュロー「俺は捨てられたんだ。 愛されてなどいない!」
ジンの母「ジン。ごめんなさい。 幸せになって。ううっ・・・」
ジュロー「母さん・・・」
アイリス「あなたは愛されていた」
ベーザイ「私と共に行こう」
ジン「!」
ベーザイ「今日からお前はジュローだよ」

〇結婚式場前の広場
ジュロー「ベーザイ様・・・」
アイリス「この人に認められたい、愛されたいんでしょう」
アイリス「あなたには愛してくれる人も、愛されたい人もいる」
ジュロー「そんなこと・・・」
  「ジュロー」

〇白
  ジュローの瞳に映った母の幻が、ジュローに手を差し伸ばした。
ジュロー「母、さん・・・」
  ジュローがその手を取ると、二人を優しい光が包み込んだ。
ジュロー「ベーザイ様、すみません・・・」

〇結婚式場前の広場
  ジュローの体は、光の粒となって完全に消滅した。
アップル「愛を知って、消滅した・・・?」
アイリス「私、やったの?」
チェリー「アイリス凄い!」
カミーリア「魔霊の一人を退治できましたわ!」
オーキッド「つ、強い・・・」
アップル「以上を持ちまして、本日の事件は見事解決しお開きとさせて頂きます」

〇結婚式場前の広場
霧乃あやめ「林!? 桜ちゃん、椿さん。・・・えっと林檎の友達の」
武笠蘭「蘭です! 武笠蘭です!」
霧乃あやめ「そうだったわね。あなたたちが、愛天使・・・そして私も」
朝陽林檎「あやめさんが加わわるなんて百人力!」
苗場桜「これからもどんどん退治しちゃおー」
雪代椿「ふふふ、桜ちゃんたら」
武笠蘭「あ、あやめさん! 自分より強いと思った人は初めてです。尊敬します!」
武笠蘭「是非うちの道場に──」
朝陽林檎「もう、蘭ったら」
霧乃良雄「あやめ・・・」
霧乃あやめ「あなた・・・」

〇結婚式場前の広場
朝陽林檎「良かった。 あやめ社長の旦那さん戻って来て」
武笠蘭「これで明君も寂しくないね」
苗場桜「パパとママ、両方揃ってた方が良いよね」
霧乃明「パパ・・・」
雪代椿「・・・・・・」
朝陽林檎「椿さん? どうしたんですか?」
雪代椿「あやめさん、旦那様のこと許せるのかしら?」
朝陽林檎「大丈夫ですよ。 あやめ社長は大人なんですから」

〇結婚式場前の広場
霧乃良雄「・・・ごめん、色々と」
霧乃あやめ「私も・・・。あなたが悩んで苦しんでいた事、分かってあげられていなかった・・・」
霧乃良雄「あやめは悪くない。君は家庭を守ろうと必死にやってきてくれてたよ」

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コメント

  • まさかの展開!僕もたまげました

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