復讐者

夏目心 KOKORONATSUME

5 家族の暗殺 前編(脚本)

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〇地下駐車場
  それから数日。
滝本誠二「これだな・・・」
滝本誠二「何日か確認してて間違い無い・・・父さんはこれに乗って出張先へ行く・・・さてと・・・」
滝本誠二「時間を設定して・・・後は・・・」

〇オフィスのフロア
秋山彩佳「あ、滝沢君お早う!今日は早いね!」
滝本誠二「あ、お早うございます先輩!いや、ちょっと調べたい事があって・・・今終わった所です!」
秋山彩佳「そうだったんだ・・・困った事があれば早めに相談してね・・・」
滝本龍二「ふわ〜・・・朝からかったりぃ・・・」
秋山彩佳「お早う龍二君・・・どうしたの?凄く眠そうだし、昨日何時に寝たの?」
滝本龍二「あ?何だお前らか・・・昨日徹夜でゲームしてて、寝たの2時位だったかな・・・」
秋山彩佳「ちょっとちょっと!もう立派な大人なんだから時間の管理位自分でやりなさいよ!」
滝本龍二「あぁもう!いつもうるさいなぁ!俺が何してようが俺の勝手だろ!」
滝本誠二「あの、滝本さん・・・その事は俺も先輩と同意見です・・・今日から社長代理になりますから、最低限のルールは守らないと・・・」
滝本龍二「うるせぇっつってるんだろうが!滝沢までそいつの味方かよ!?どいつもこいつもパパにクビにしてもらわないとな!!」
滝本誠二「(おいおいマジか・・・こいつ本気で俺が誰なのか忘れてるよ・・・やっぱりこいつには・・・)」
秋山彩佳「とにかく、龍二君のそう言う所キチンと直さないと後で困るのは龍二君だって事忘れないでね?」
秋山彩佳「あたしだって好きで怒ってる訳じゃ無いのよ!」
滝本龍二「言ってろクソババァ!」
秋山彩佳「あぁ・・・無駄な事したら疲れたわ・・・」
滝本誠二「先輩・・・大丈夫ですか?」
秋山彩佳「あたしもう無理かも・・・龍二君の態度には正直限界だし・・・実は退職届け書いて来たのよね・・・」
滝本誠二「マジですか・・・でも正直懸命な判断に見えますよ?」
秋山彩佳「だよね~・・・今日部長が来たらこれ迷わず渡すわ・・・」
秋山彩佳「ごめんね・・・もう少し教えたりしたかったんだけど・・・」
滝本誠二「いえいえ!俺の事は気にしないで下さい・・・先輩に色々教えてもらえて、俺楽しかったです!」
秋山彩佳「・・・そう言ってくれると嬉しいわ・・・これからも頑張ってね・・・」
滝本誠二「はい!」

〇地下駐車場
男性警官「あ!滝本社長!お早うございます!」
滝本父「お早う!車は大丈夫そうか?」
男性警官「はい!バッチリです!」
滝本父「そうか・・・それでは言って来るよ・・・セイジ、私がいない間、母さんと龍二の事を頼むぞ・・・」
ロボット「畏マリマシタ・・・」
滝本父「良し、それじゃあ行って来るよ・・・」
男性警官「はい!お気を付けて!」

〇オフィスのフロア
部長「良し良し!前と比べて大分できる様になったな!」
滝本誠二「ありがとうございます・・・」
部長「この調子で頼むぞ!それと、この資料を社長室へ持って行ってくれないか?」
滝本誠二「え?こんなに?分かりました・・・」
部長「頼むよ、これを終わらせないと後先困るからな・・・」
滝本誠二「・・・はい!」
滝本誠二「さて、時間的にはそろそろか?」
滝本誠二「ともあれ、早く仕事しないと・・・」

〇豪華な社長室
滝本龍二「ぐがぁ・・・」
滝本誠二「失礼します、資料のお引渡しに来ました・・・って・・・」
滝本龍二「ぐがぁ・・・」
滝本誠二「(呆れた・・・社長代理になってそうそう居眠りか・・・辞めたくなる奴の気持ちが今になって分かったわ・・・)」
ロボット「龍二様ハオ疲レダ・・・私ガ代ワッテ対応スル・・・」
滝本誠二「なら頼もうかな・・・この資料を・・・」
滝本誠二「ん?」
滝本龍二「何だよ人が気持ち良く寝てたのに・・・はいはい・・・」
滝本龍二「もしもし〜?」
スマホ「あぁ!龍二大変よ!お父さんが!」

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