二人が体を入れ替えちゃった!!普通の母親と俺を好きすぎる変態クーデレ女

鉄火キノコ

第2話 ドキドキ♡母親同行デート!! 「あなたじゃ、俺くんの彼女は務まりません」(脚本)

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〇映画館のロビー
大野アミ「今日のデート、私も同行させてもらうことになりました!!」
大野アミ「よろしくね!!」
ノノ「えぇ・・・・・・」
大野アミ「気にしないでね!!」
ノノ「包丁・・・・・・」
大野アミ「あぁ、これはただの”おもちゃ”よ」
大野アミ「触ると血が出ちゃうだけの、ただのオモチャよ」
ノノ「・・・・・・」
俺「もう、捕まってくれよ・・・・・・」
大野アミ「嫌よ!!逮捕されたら、俺くんと結婚できないじゃない!!」
大野アミ「あぁ、でも、戻ってからすればいいか!!」
俺「戻ってから!?」
大野アミ「気にしないで」
ノノ「・・・・・・」
大野アミ「さぁ、早速!!映画見ましょうか!!」
大野アミ「楽しみね!!俺くん!!」
  あんたのおかげで楽しみじゃなくなったよ

〇映画館の座席
ノノ「ねぇ、俺くん・・・・・・」
ノノ「俺くんのお母さんさぁ」
ノノ「ホントに来ちゃったよ・・・・・・」
俺「ごめんな。こんなことになっちゃって」
ノノ「・・・・・・」
大野アミ「こら!あなたたち!!」
大野アミ「何をコソコソとおしゃべりしてるの!?」
大野アミ「映画館の中よ!!」
大野アミ「静かにしなさい!!」
俺「あんたの声が一番大きいんだよ」
大野アミ「俺くん、そんなオンナとおしゃべりしないで」
大野アミ「耳が腐るわよ」
ノノ「むぅぅぅぅぅぅ!!!!」

〇映画館のロビー
大野アミ「面白かったね!!」
  あんたのおかげでちっとも面白くなかった
俺「母さん、もう帰ってくれよ」
大野アミ「嫌です」
俺「・・・・・・」
大野アミ「気にしないで」
  包丁なんて持ってたら
  気になるに決まってるだろ・・・・・・
  いいかげん捕まってくれよ
大野アミ「私、お腹がすいたわ!!」
大野アミ「ご飯に行きましょう!!」
ノノ「・・・・・・」
俺「・・・・・・」
  なんであんたが、主導権を握ってるんだよ

〇商店街の飲食店
俺(気まずい・・・・・・)
ノノ「俺くん、ハイ、アーン」
俺「えぇ、母さん見てるし・・・・・・」
ノノ「イチャイチャを見せつけて、私達だけの空間だってことをお母さんに察させるの」
ノノ「いい!?」
俺「お、おう」
ノノ「はい、アーン」
大野アミ「カスカス!!ゴミゴミ!!カスカスカス!!」
大野アミ「しゃしゃり出てくんな」
大野アミ「アーンなら、お母さんに任せなさい」
大野アミ「はい、俺くん、アーン」
俺「・・・・・・」
ノノ「私のを食べて!!」
大野アミ「母親の言うことが聞けないの!?」
大野アミ「私のを食べなさい!!!!」
俺「・・・・・・」
ノノ「むぅぅぅぅぅぅ」
ノノ「お母さんこそ、邪魔しないでよ!!」
大野アミ「あなたじゃ、俺くんの彼女は務まりません」
大野アミ「俺くんには、香山ネネさんがお似合いです」
俺「なんでまた、香山さんが出てくるんだよ」
大野アミ「でしゃばるなよ・・・・・・」
ノノ「あなたこそ!!!!」
俺「・・・・・・」
俺「あーもう、めちゃくちゃだよ」

〇川沿いの公園
ノノ「俺くん、手、つなごっか!!」
俺「お、おう」
大野アミ「はぁ!?」
大野アミ「俺くんはねぇ」
大野アミ「香山ネネ以外と手をつないじゃダメなの」
大野アミ「そこんとこ、ちゃんとわかってる!?」
俺「待って、母さん、意味わかんない」
大野アミ「俺くんは黙ってて!!!!」
俺「・・・・・・」
大野アミ「私は、このキモキモオンナに言ってるの」
ノノ「お母さんこそ!!もう帰って!!」
大野アミ「帰るのはあなたの方でしょ!?」
大野アミ「あなたがなんと言おうとも、」
大野アミ「俺くんは渡しません!!」
大野アミ「結婚を申し出ても、私は絶対に認めない」
大野アミ「人間に見つかったゴキブリのように」
大野アミ「ここから消えなさい」
ノノ「むぅぅ」
ノノ「むぅぅぅぅぅぅ!!!!」
俺「あぁ・・・・・・ちょっと待って!!」
大野アミ「俺くん!!!!」
俺「・・・・・・」
大野アミ「待ちなさい・・・・・・」
大野アミ「追いかけるな」
俺「は、はい・・・・・・」
俺(もういい加減、捕まってくれよ!!!!)
大野アミ「俺くん、私と手をつなぎましょう!!」
俺「え?」
俺「やだよ」
大野アミ「はぁ、本当に親不孝者ね」
俺「お巡りさん!!こいつでーす!!」
大野アミ「手・・・・・・つなご!!」
俺「・・・・・・」
  彼女とのデートだったはずなのに
  母親と手をつないでいるんですが
  これは一体、どういうことでしょう
  もうやだ・・・・・・

〇おしゃれなリビングダイニング
大野アミ「今日のデート!!とっても楽しかったね!!」
俺「あぁ、あんたのおかげで」
俺「最高だったよ。笑えないくらいに」
俺「怒りが最高潮だよ」
俺「あの後、彼女と電話して」
俺「別れ話になった」
大野アミ「それで!?」
俺「別れた」
大野アミ「ホントに!?」
大野アミ「お母さん大勝利!!ウフフ!!」
大野アミ「もう、俺くんったら・・・・・・」
大野アミ「二度とあんなオンナと付き合っちゃだめよ!!」
大野アミ「縁を切って正解です!!」
俺「・・・・・・」
大野アミ「ウフフ!!また、デート行きましょうね!!」
俺「ありがとう、丁重にお断りします」
大野アミ「意地悪ね・・・・・・」
大野アミ「じゃ、今日は一緒に寝よっか!!」
俺「は!?」
俺「マジで何言ってるの!?」
大野アミ「いいじゃない」
大野アミ「結婚したら、どうせずっと一緒なんだから」
大野アミ「今日は予行演習よ」
俺「なんで俺と母さんが結婚する前提になってるんだよ!!!!意味わかんねーー!!」
俺「一人で寝るよ」
大野アミ「俺くん!!意地悪!!人のキモち!!ちゃんと考えろ!!」
俺「あんたに言われたくねーよ!!」

〇本棚のある部屋
俺「今日は災難だったな・・・・・・」
大野アミ「お邪魔しまーす!!」
大野アミ「さぁ!!寝ましょ寝ましょ!!」
俺「帰れ」
大野アミ「えー!!俺くん冷たい!!」
俺「あんたが暑苦しすぎるだけだよ」
大野アミ「じゃ、今日はアッツい夜にしましょうね」
俺「”結構”です」
大野アミ「え!?”結婚”です!?!?」
大野アミ「もー!!しょうがないわねぇ・・・・・・」
俺「結構(ケッコウ)ですって言ったんだよ」
俺(母さんこそ、耳腐ってるんじゃないのか?)
大野アミ「えぇ!?”決行”ですって!?」
大野アミ「もう、しょうがないわねぇ」
大野アミ「私、俺くんの子供!!しっかり育てますから!!」
俺「まじで帰れーーーーーーーーーー!!!!!!」

〇教室
  数日後
俺「はぁ・・・・・・」
吉良トモ「どうした!?朝から浮かない顔して」
俺「い、いや・・・・・・何もない」
香山ネネ「ちょっとあんた!!!!」
香山ネネ「しっかり勉強してるの!?」
俺(あぁ、また来た。最悪だ)
吉良トモ「こ、香山さん!!」
香山ネネ「!?」
香山ネネ「どちら様ですか!?」
吉良トモ「え・・・・・・」
吉良トモ「同じクラスの吉良トモだけど」
香山ネネ「吉良くんって言うのね!?」
香山ネネ「もしかして、俺くんのお友達!?」
吉良トモ「お、おう」
香山ネネ「そうなのね!!!!」
香山ネネ「これからも、”ウチの俺くん”をよろしくね」
吉良トモ「え!?」

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