羽ばたけ薬品名.ココロうつし

サブカルビジネスセンター大阪

電車で始まるストーリー(脚本)

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〇居酒屋の座敷席
  ひのき大学教授と
  セイリク企業とのコロナ、中での食事懇親会
肥坐教授「そうなんだ、 彼女とつき合わせようと思っているんだが 伸君自身にその自覚がない」
  そのセイリク社の上司と大学時に、
  彼の性格上に世話を
  かけた研究元特任教授は言った
セイリク社役員「え、彼女って? それでもやっぱり 奥さんでもいれば落ち着くんだけれども」
肥坐教授「彼の母さんは この話は分かるだろ」
セイリク社役員「なにがだい?」
肥坐教授「さすが! 俺に言わせるのか、マザコンなんだ、、、」
肥坐教授「ひのき大のサーバーに 伸君の母さんらしき人物の 読み癖のついているメールの開けた 痕跡はあった」
セイリク社役員「こまるのかい?」
肥坐教授「ここだけの話」
肥坐教授(・・・・・・・・・・・・)
セイリク社役員「えっ、いいの?彼女はそのこと?」

  ・・・・・・・・・

〇居酒屋の座敷席
有巣 かれん「あたしぃ、 あなたこと気にいっちゃったぁ」
  ぶっとうしで研究に明け暮れた午後8時

〇居酒屋の座敷席
肥坐教授「有巣君もまんざらの様子じゃないだけど」
セイリク社役員「なに?」

〇化学研究室
  ひのき大学
  内情は明けるなら
  あまりにも母々過ぎるのを
  かまってやって欲しいというオファーを内々に言ってる
有巣 かれん「マザコンさんですか」
肥坐教授「いやマザコンって いや単にあつしって言う 青年を食事に連れてってやれ」
  教授本人は
  困っている訳じゃないが
  あまりにも成績優秀な時の学生時代から
  見て来た為、親心は湧いた
有巣 かれん(― 身長が180、年収が この日本では高いわね。この顔、、、 ―)
有巣 かれん(― マザコン、、、 ―)

  しかし現実

〇居酒屋の座敷席
有巣 かれん「あたしぃ、 あなたこと気にいっちゃったぁ」
  酒のチカラを借り告ってるんだが
  酒豪、
  手には酒のカップ割りの
  グラスコップがあって
  片端には3本の『お酒』という酒瓶があり、
  あつしが困りこむ
  しかし、
  あつしはその言葉では伝わらなかったし
  その通りに受け取った
  気に入られたと

〇路面電車のホーム
  電車は信号の前を
  ガッタンガッタンと通り過ぎてゆく
有巣 かれん「いい風ね」
  信号は「 カンカンカンカンカン 」と
  鳴りやまず次に電車が過ぎて行って
  あつしと有巣の結びつきである
  始まりの信号音
  あつしは度胸を出して
  有巣に好意があった
  その左手を掴もうとするけれど丁度信号
  ポールは上がっていく
伸 あつし「あっ」
  スルリと手は抜け

〇住宅街の公園
  ほろ酔い加減で
有巣 かれん「ねえ、あつし君 お母さんと離れるつもりないの」
  有巣の周りが結婚を
  次々と始めていて30になり正直に
  焦りを感じていた
伸 あつし「なんで?」
  公園のベンチで座っていて
  有巣は答えを曖昧にした
有巣 かれん「一人暮らし満喫する気はないの?」
伸 あつし「それは自宅には不便は感じてないかなあ」
  やや彼女がむっとしてしまう
有巣 かれん「別れてくれないかなあ」
伸 あつし「ー なんで? ー ― どうしてそんな事言うんだろう ―」
有巣 かれん「いいわ、聞かなかったことにして」

〇化学研究室
  経口薬の開発には
  やはり伸の知識は不可欠な事は
  確かだと思わせる事態が来た
肥坐教授「ひのき大学の独立しているはずの サーバーへハッキング行為があるのか」
  それには既に
  情報がコピーされて抜き出されている
  かのように見える
伸 あつし(ー 危機管理には疎いみたいだ ー)
有巣 かれん「あたしが、、、 この1年どころか ウイルスは発見されていた 当時から動いていた立案が、、、?」
伸 あつし「英才でも逆境には弱いのかな?」
  しかも、、、泣き始める
有巣 かれん「うえっ、、、うえっ、、、、」
肥坐教授「海外へ漏れているのか それもわからないのかね」
伸 あつし「実は、あの」
  対処には個人の判断で
  あつしはひのき大のサーバーからの
  情報漏れの弱点には気づいていて事前に
伸 あつし(対処はしてあるんです)
伸 あつし「けど誰も聞かなかったから 情報漏れもないはずです 確実な事はデータの偽物をもっていっただけで」
  開発陣スタッフは、、、唖然と
有巣 かれん「有巣は立ち込んだまま」
有巣 かれん「、、、本当、、、」
肥坐教授「再度、偽装の情報 漏れチェックをしてくれ」
肥坐教授「文部科学省へ判断を 仰ぐ前にすべて終えてくれ」
肥坐教授「マスコミ対策室も開いてくれないか」
肥坐教授(あー頭下げなきゃならないのか)

「実際は 『敏腕技術者情報漏洩を防いだ、技!』 と共にバッシングもあったけれども」
「実は何の事は無い そこいらで使用されている技術で」
「別データに全ての情報を入れて 個人保管していただけの情報漏洩の テクノロジーとは別のもので」
  ある意味個人的判断ではあったけれども
  独立サーバーの弱点を
  見抜いて対処していたあつしはその上で
  皆がデータ共有使用できる
  システムをも仮に構築していたという
  天才性があった

〇大学の広場
有巣 かれん「だけど何で個人での別データもってたのよ」
伸 あつし「いや、 母から言われてそうしていたので」
有巣 かれん「今度お母様とお話しがしたいわね」

  有巣はあつし攻略の
  方法を変えてみる事にした

次のエピソード:あつしの母と杏子の喧嘩

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